オンラインビジネスではアクセスの質を意識することが大事
【記事執筆者】水川健人
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

ネットビジネス、オンラインでビジネスをやるうえで、
アクセスの重要性を理解できないという人はおそらくいないでしょう。

 

自分、あるいは自社のサイトにアクセスを集めるために、
SEO対策、あるいはウェブ広告などに資金を注ぎ込み、
何とかアクセスを集めようと必死に活動する。

 

ですが、多くの人はとにかくアクセスを集めようとやっきになり、
非常にもったいないことをしているのです。

 

アクセスには質がある

 

というのも、アクセスには質があります。

 

例えば何かしらの商品を販売したいと思ったとき、
ネット上でアクセスを集めるとしましょう。

 

ですが当然、ネット上にはその商品に対して、
興味がある人ばかりがいるわけではありません。

 

また、商品を販売したいと考えるのは自分だけでなく、
多くのライバルが存在します。

 

そんな興味を分散するものが数多くあるネット上の中で、
ただやみくもにアクセス数を集めたとしても、
望んだ結果を得ることはできない。

 

ネット上においてアクセスは平等に価値あるものではなく、
質の高い価値あるものと質の低い価値ないものに分かれるのです

 

なのでアクセス数、量を求めることにのみ力を入れてしまうと、
注ぎ込んだ資金や時間の大半を無駄にすることになるでしょう。

 

ただ、興味のない人を集めても結果が出るわけないのだから、
なるべく興味のある人を集める。

 

これぐらいのことは言われなくとも、
意識して活動しているかもしれません。

 

ですがアクセスの質というのは興味のあるなしなどの、
二元論で考えられるものではありません。

 

もっと細かく、複雑に分かれているのです。

 

アクセスの質には4段階ある

 

具体的には3グループに分かれ、4つの段階があります。

 

まず、目的に対してのグループ。

 

例えば何らかの商品を販売したいという目的の場合、
その商品に対して興味があるか、ないか。

 

多くの人が考える一般的な質の高いアクセスとは、
大体の場合はこの目的に対して興味があることを指しますね。

 

ですが、さらにその下に問題解決の欲求に対するグループがあります。

 

そもそも、その商品で解決できる悩みや問題に興味を持ち、
解決したいと思ってくれているか、いないか。

 

悩みや問題を解決したいという欲求がなければ、
そのための商品などに興味を持ってくれることはありません。

 

そしてさらに、その下にもう1つのグループ。

 

問題認知に対するグループがあります。

 

ちなみに、問題認知とはなにか困っていることがあるのだけど、
何が問題であるかがわかっているかどうか。

 

ようは、自分の問題を知っているか、知らないかです。

 

そもそも何が問題であるかがわかっていなければ、
問題を解決したいと思ってもらえないですし、
当然そのための商品などに興味を持つこともありません。

 

アクセスの質は以上の3グループがあり、
これを具体化すると以下の4段階に分かれます。

 

  1. 目的(商品など)に対してすでに興味がある
  2. 目的に対して興味はないが問題解決に対する欲求がある
  3. 問題解決に対する欲求はないが問題は理解している
  4. そもそも自分の問題が理解できていない

 

1が最も質が高く、4が最も低いアクセスということです。

 

アクセスの質が変わればやるべきことが変わる

 

ここまで、アクセスの質についてお話ししてきましたが、
アクセスの質が変わればやるべきことが変わります。

 

例えば運動して痩せるためのダイエット商品、
運動が足りないことが痩せられない問題であり、
それを解消するための商品を販売したい場合。

 

もし、1のすでに目的、今回の場合はダイエット商品に、
大きく興味があるアクセスを集められた場合。

 

やるべきことはほとんどありません。

 

ただ、このようなダイエット商品を出しますと告知すれば、
買ってもらうことができるでしょう。

 

ただ、このようなアクセスは自然に集まることはなく、
自分で作るという意識が必要です。

 

なので、自然に集まる最も質の高いアクセスは、
2の問題は解決したいけど商品に興味はない層。

 

例で言うなら運動不足で痩せられないという状態を解決したいから、
そのための方法や商品などを探している層です。

 

この段階のアクセスを集められた場合やるべきことは、
その商品が問題解決に最適であると教えてあげること。

 

そして、ここまでは比較的質の高いアクセスと言えます。

 

ですが、残りの3つは質の低いアクセスであり、
このアクセスを集めた場合の目的達成には、
それなりに力を入れないといけません。

 

3の問題は理解しているけどそれを解決したい欲求がない。

 

運動不足で痩せられないのは理解しているけど、
それを解消して痩せたいとは思わない。

 

もっと楽にできる方法があるならそっちが良いなどと、
考えているような層のアクセスを集めた場合。

 

まず、運動が最も効果的な痩せる方法だと説得し、
自分の運動不足に対する問題を解決したいと思ってもらう。

 

さらに4の問題がそもそもわかってないアクセス。

 

運動不足が痩せられない原因だとわかってない場合、
運動不足が痩せられない原因であることをまず、
説得しなければなりません。

 

で、当然ですがこれらの別の段階でやるべきことを、
1つの方法で行うことはできないので、
複数の方法を用意しておく必要があるのです

 

アクセスに対応した方法を用意しておくと、
求める結果を最大化できるのですね。

 

アクセスの質か方法のどちらかには手間をかけよう

 

目的の達成できない商品の販売ページなどを見ると、
内容が悪いと言うよりはアクセスの流し方に問題がある。

 

その販売ページに対応したアクセスを、
流せていないということが多々あります。

 

ようは、ネット上での目的達成のためには達成のための方法と、
その方法が対応できる質のアクセスを集めることが必要なのです

 

ですが、大多数の人はアクセスの質にはこだわらず量を集め、
だけど方法、例えば販売用のページは1つしかないなど。

 

このようなビジネスの展開の仕方をしている。

 

これでは、多くの収益化のチャンスを自ら潰しているようなものです。

 

なのでもし、ネット上で集めたアクセスからの収益を、
無駄なく最大化したいなら。

 

アクセスの質にこだわるか、方法を複数用意するか。

 

どちらにもこだわるのが一番良いのですが少なくとも、
どちらか一方には確実に力を入れなければいけません。

 

そうしなければ、集めたアクセスの大半とそれに費やしたものを、
無駄にすることになるでしょう。

 

なので、これからアクセス集めをするときは質を意識してみてください。

 

では、今回はここまでです。

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