
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
この記事ではアフィリエイトについての基本から、
稼ぐまでの流れをなるべくわかりやすく解説していこうと思います。
アフィリエイトとは
ではまず、アフィリエイトとはそもそも何なのか。
一言で表すならば、WEBマーケティング代行業。
ネットを使って、誰かの代わりにマーケティングを代行することです。
マーケティングと聞くと、難しそうなイメージがあるかもしれませんが、
ここでは、広告に対して興味を持った状態の人を集めることである、
ぐらいに覚えておいてください。
つまり、アフィリエイトとは、
ネットを使って誰かの用意した広告に対して、
内容に興味のある状態の人を集めるビジネスです。
アフィリエイトがなぜマーケティングなのかについては、
別記事で解説してますので、もう少し詳しく知りたいという場合は
そちらを参考にしてみてください。
アフィリエイトはどのように報酬が発生するのか
アフィリエイトとはなんなのかについて解説したところで、
次はアフィリエイトの報酬が発生する仕組についてお話します。
先程も言いましたがアフィリエイトは広告に人を集めるビジネスですが、
人を集めるとはアクセスを集めるということです。
つまり、ネット上にアクセスを集めるための媒体を作成し、
そこに広告を設置する。
※媒体とはメディアのことです。
例えばブログ、SNS、メールマガジンなど。
その後、広告ごとに定められている報酬発生条件を満たした時、
報酬が発生するのです。
この設置する広告には大きく分けて2種類あります。
クリック報酬型広告と、成果報酬型広告です。
クリック報酬型広告とは
クリック報酬型広告とは、
クリックされるだけで報酬が発生する広告です。
作成した媒体に設置した広告が、
ただクリックされるだけで報酬が発生します。
この広告の特徴は、報酬は発生させやすいが報酬単価は低いことです。
クリックされるだけで報酬が発生するので、
アクセス集めだけに集中して取り組めば、
だれでも報酬を発生させることができます。
ただ、1クリックに対する報酬額はそこまで高くありません。
クリック単価が高いと言われているグーグルアドセンスという広告でも、
1クリックの平均報酬額は30円前後だと言われています。
成果報酬型広告とは
成果報酬型とは、何らかの成果が発生したときのみ、
報酬が発生するタイプの広告です。
クリック報酬型は広告がクリックされるだけで報酬が発生しますが、
成果報酬型はクリックされた後に何らかの行動をとってもらう必要があるのです。
成果と言ってもいろいろあります。
- 購入
- 資料請求
- 会員登録
- メールアドレス登録
- お問い合わせ
などなど。
これらの行動を相手にとってもらうことを、
成約、またはCV(コンバージョン)と呼びます。
成果報酬型の広告は、
広告ごとに設定された報酬発生条件を元に、
成約させることで報酬が発生するのです。
これだけだとイメージが湧きにくいと思うので、具体例を1つ。
例えばですが、Aさんがダイエット食品を買ってもらうために、
販売のための広告を、アフィリエイター(アフィリエイトする人)に
紹介してもらうとします。
依頼されたアフィリエイターは、
何らかの方法でその広告にアクセス、人を集めます。
クリック報酬型は集めた時点で報酬が発生しますが、
成果報酬型は集めた人がさらに購入という行動をとって、
はじめて報酬が発生するのです。
以上が、アフィリエイトで報酬が発生する仕組みです。
アフィリエイトを始めるのにリスクはあるのか
では次に、アフィリエイトを始めるのにリスクはあるかどうかについて。
結論だけ言えば、
アフィリエイトは始めるだけなら一切のリスクはありません。
本当にリスクはないのかと思うかもしれませんが、
アフィリエイトという仕組みのおかげで、アフィリエイター側はもちろん、
広告を用意する側もリスクが発生することはまずないのです。
アフィリエイトの報酬が発生する仕組みについては、
先程解説しましたよね。
用意された広告がクリックされる、
あるいは成約させることで報酬が発生する。
この報酬発生の仕組みを見ればなんとなくわかると思いますが、
この仕組みの特徴は、結果がでなければ一切の報酬が発生しないことです。
クリック報酬型は広告がクリックされなければ報酬は発生しません。
成果報酬型は成約しなければ報酬は発生しません。
つまり、何らかのアクションが起こらない限り報酬は得られないし、
広告を用意した側も報酬を支払う必要が無いのです。
なので、広告を紹介すること自体に、
初期資金などのリスクがかかるということはありません。
アクセス集めの媒体構築にしても、
今は無料ブログなどのサービスも充実しており、
本当に1円もかけずに始めることも可能なわけです。
有料ブログ開設などを検討するなら開設費用などがかかる場合もありますが、
それでも年1万数千円程度。
月1000~2000円程度で、始めることができます。
もちろん、いきなり数十万とかの資金をつっこむことも可能ですが、
要は始める人のスタンス次第で0円からでも、
いきなり資金を費やすこともできるのです。
なので、金銭的リスクをとりたくないのなら0円から始めれば良いですし、
いきなり大きな成果を狙いたいなら大きな資金を費やしてみても良いのです。
ただ、ここで勘違いする人が多いのですが、
リスクがない、始めるのが簡単というのは、
稼ぐのが簡単という意味ではありません。
アフィリエイトの知識や経験0の初心者が、
0円からアフィリエイトをはじめて、
いきなり大きな金額を稼ぐというのは基本夢物語です。
- 初心者でもスマホだけで稼げる
- 初心者でも1日30分程度の作業
- 初心者でもコピペのみ
このようなキャッチフレーズを見たことがあるかもしれませんが、
これらも限りなく嘘に近いです。
将来的にスマホだけで稼ぐ、
1日30分程度の作業で稼ぐといった状態を作ることは可能ですが、
それはきちんと勉強や作業に時間を費やした先にしかありません。
初心者でも楽して稼げるという考えでアフィリエイトを始めると、
高確率でかなりの時間を無駄にすることになるので注意しましょう。
アフィリエイトで実際に稼ぐまでの具体的な流れ
ここまでで、アフィリエイトの仕組みやリスクなど、
基本的なことについて解説してきました。
ここからは実際にアフィリエイトで稼ぐための具体的な流れについて、
お話していきたいと思います。
アフィリエイトで実際に稼いでいくための流れは、
大きく分けて3つです。
- アクセス集めの媒体を構築する
- キャッシュポイントを作る
- 必要に応じて教育を行う
アクセス集めの媒体を構築する
まず、何よりも優先してしなければならないことは、
アクセス集めの媒体を構築すること。
つまり、ネットで集客できる状態を作ることです。
アフィリエイトで稼ぐ、報酬発生させるには、
最低でも広告をクリックされる必要があることは、
これまでのお話しでわかってもらえたと思います。
そして、クリックしてもらうためには、
当然クリックしてくれる人を集める必要があります。
なので、アクセス集め、ネット集客ができなければ、
アフィリエイトではお話にならないということです。
ネット集客の知識やスキルは、
最低限必ず身につける必要があります。
大事なことなので何度も言いますがネット集客は基礎中の基礎、
できなければアフィリエイトで稼ぐのは無理ですので、必ず身につけましょう。
ただ、ネット集客と聞くと難しく感じるかもしれませんが、
なれれば意外と簡単です。
ネット集客の方法にもいろいろありますが、
例えばブログで集客、アクセス集めをしたいなら、
必要なのは最低限の知識とライティング技術だけです。
※ライティング技術もそんなに難しいものではなく、
基本的な流れとわかりやすい日本語を使えればOKです。
最低限の知識と、ライティングの技術があれば、
後は本当に"なれ"、いかに実践して経験をつむかどうか。
行動するかどうかだけなので、継続できれば必ず身につきます。
キャッシュポイントを作る
アクセス集めの媒体を構築、ネット集客が可能になったら、
次はキャッシュポイントを作っていきます。
キャッシュポイントとは報酬が発生するポイントのことで、
アフィリエイトのゴールです。
アフィリエイトで報酬発生ポイントは広告のクリックか、
クリック後の成約なので、広告を用意する必要があります。
ちなみに広告の種類は先程解説したように、
クリック報酬型と成果報酬型の2つです。
クリック報酬型広告の利用法について
クリック報酬型については、
クリック単価の高いグーグルアドセンスと呼ばれる広告を利用したいところですが、
アドセンスを利用するにはブログを作成して審査を通す必要があります。
審査については以前は無料ブログも利用できたのですが、
現在は独自ドメインというものを利用した有料ブログのみです。
また、審査自体も年々厳しくなっています。
なので、アクセス集めの媒体でブログを作成し、
ある程度記事を作成してアクセスが集まる状態を作ってから、
審査を申請するのが一番確実な方法ではあります。
まあ、数記事のブログで審査突破の実例もあるので、
少ない記事でも審査突破できないわけではないです。
ただ、今までブログを開設したことがない、
あまり文章を書いたことがないというぐらいの初心者だと、
少し厳しいですね。
そこらへんの事情も含め、
アドセンス審査の突破方法については別記事で書いているので、
興味があればそちらも読んでみてください。
また、アドセンス以外にもクリック報酬型の広告はありますので、
どうしても審査が通らない場合は利用してみるのも1つの方法です。
ただ、アドセンスの審査に通らない程度のブログでは、
クリック報酬型広告で大きな金額を稼ぐのは難しいでしょう。
なので、アドセンスの審査に通るぐらいのブログを作成することを、
まずは1つの目標にしてみてください。
成果報酬型広告の利用法について
成果報酬型の広告は、アフィリエイト広告を専門に取り扱っている、
ASP(アフィリエイト・サービス・プロパイダ)というものに、
アフィリエイターとして無料登録することで利用可能です。
ASPの概要やオススメについては別記事で解説してますので、
そちらを参考にしてください。
ですがASPにもアドセンスと同様、
登録時にブログなどの媒体の審査が必要になるものがあります。
ただ、アドセンスの時と同じで、
ASPの審査に通らないレベルのブログなどでは、
成果報酬型広告で大きく稼ぐのは難しいでしょう。
なので、まずはどんなASPの審査でも通るぐらいの、
質の高いメディア媒体の構築を、最初の目標にするのが良いでしょう。
必要に応じて教育を行う
集客媒体を構築してアクセスが集められるようになって、
広告を利用可能にしてキャッシュポイントを作ったら、
最後に必要に応じて教育というものを行います。
ちなみに、クリック報酬型広告では、
特に教育は必要ありません。
ですが、成果報酬型広告を利用するなら、
教育は必須になります。
では、教育とはなんなのかですが、最初にアフィリエイトとは広告に対して、
内容に興味がある状態の人を連れてくることだ、
というお話をしました。
この、興味がある状態というのが全てです。
集めたアクセス、人に、
キャッシュポイントで用意した広告に対して、
興味を持ってもらうことを教育といいます。
これだけだとイメージが湧きづらいと思いますが、例えばキャッシュポイントを、
激しい運動を必要とするダイエットのエクササイズDVDを買ってもらうことだとします。
この時、まずはこの商品に興味を持つ人はどんな人だろう。
どんな人がこの商品を必要としているだろうというように考えます。
- ダイエットしたい人
- ダイエットには運動が必要だと思っている人
こんな感じの人ですよね。
ですが、あなたが集めたアクセス、人が、
はじめからこのような考えを持っているとは限りません。
ダイエットは必要ないと思っているかもしれないし、
ダイエットはしたいけど運動はしたくないと思っているかもしれません。
このような人には、いくら商品の広告を見せたところで、
購入されるどころか、クリックされることすらないでしょう。
なので、まずはこの商品を必要だと思ってもらわなければならず、
そのために必要な情報や知識などを教えてあげるのが教育です。
と教育について今回は簡単に説明しましたが、
実際にはもっと奥が深いものです。
ただ、これからアフィリエイトを実践するなら、
まずはネット集客を身につけるのが最優先なので、
今はこの程度の認識で大丈夫です。
一応別記事で教育について、
かなり長いですが詳しく解説してますので、
もっと知りたいというならそちらを参考にしてみてください。
教育に関する記事↓↓↓
アフィリエイトは誰でも成果を出せる
ここまで、アフィリエイトの基本的な知識から、
稼ぐための具体的な流れについてお話してきました。
アフィリエイトについて、
アフィリエイトで稼ぐということについて、
少しは理解を深めてもらえたと思います。
アフィリエイトと聞くと、
怪しいといった印象がいまだ一般的です。
しかし、今回の記事でお話したように、
アフィリエイトは始めるだけなら何らリスクはありません。
それにきちんとした知識の元、コツコツ実践すれば、
誰でも成果を出すことができると僕は思っています。
特にクリック報酬型広告を利用したアフィリエイトは、
実践さえすれば必ず誰にでも、ある程度成果を出せる方法です。
なので、これからアフィリエイトを始めたいという初心者には、
クリック報酬型アフィリエイトをおススメします。
おススメの理由などについては別記事で解説してますので、
よければ合わせて読んでみてください。
では、今回はここまでです。