時間節約というお決まり文句の落とし穴
【記事執筆者】水川健人
コピーライター・マーケター。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

セールスの決まり文句の1つに時間節約というのがあります。

 

この教材は〇〇年かけて試行錯誤してできたもの、
だからこれで成果までの時間をそれだけ節約できる!

 

みたいなやつです。

 

これ、確かにそれだけの内容のみで見れば、
知るための時間が節約できるでしょう。

 

ですが、試行錯誤した人と教材とかでそのまま学んだ人。

 

両者には決定的な違いが1つあって、
その違いを埋めるために結局は、
ある程度の時間を費やさなければならない。

 

そうなる場合が大半です。

 

そんな時間節約の落とし穴について、
今回はお話してみましょう。

 

時間節約が節約に結局ならない理由

 

試行錯誤した人と時間節約のために学ぶだけの人。

 

両者の違いは思考力と柔軟性、そして行動力の違いです。

 

試行錯誤し何かを構築した人というのはまず、
その過程で思考力や柔軟性が鍛えられます。

 

仮説をたてる、実行する、改善する、また実行する、
といったサイクルを回す過程で嫌でも考える。

 

そうして思考する力が鍛えられて習慣になる。

 

加えて何かあればそのたびに軌道修正しなければいけません。

 

状況によって対応をいろいろと変えていくことで、
その場その場で適切な選択ができる柔軟性が身につく。

 

そして何よりそれだけのことをやりきったこと、
それ自体が並外れた行動力の証でもあり、
更に自信もついてくるのです。

 

対して、学ぶだけの人にはそれが身につきません。

 

ただ教材や本などをみて内容を暗記するだけでは、
思考力は鍛えれないし習慣にもならない。

 

内容を実践するだけでは選択という決断が伴わず、
柔軟性、その場その場の対応力が身につかない。

 

加えて教材をそこまで学んでやり切る人が一握りで、
やり切っても考えたり選択したりが伴ってないので、
達成感を感じにくく自信にも繋がりにくい。

 

時間をかけて試行錯誤する人と学ぶだけの人には、
最終的にそれだけ得るものの差が広がるのです。

 

人はどこかで試行錯誤に時間をかけなければならない

 

ビジネスという分野で長く活動していきたいならどこかで、
自分が試行錯誤することに時間をかける必要があります。

 

というか、試行錯誤しなければならない壁に必ずぶつかります。

 

そもそも教材だけで成功できる人というのがレアケースで、
そういう人は大抵人生のどこかで思考力や柔軟性を磨き、
何よりも行動力が伴っている人です。

 

思考せず、柔軟性がなく、行動への意欲もあまり必要なく、
ただ機械的に実践すれば成果が出るようなものなんてほぼない。

 

仮に運良くそんなものに出会うことができて、
一時成果を得ることができたとしても、
成功し続けられるものはないです。

 

その壁を乗り越えるために別の教材とかに手を出して、
それがまた運良く最高の教材で試行錯誤が必要ない。

 

だけどまた壁に~というサイクルを運だけで乗り切るのは、
おそらく不可能でしょう。

 

少なくとも僕は見たことがないです。

 

成功できなくなった時、壁にぶつかった時、
運ではどうしようもなくなった時。

 

それでもビジネスの世界で成果を出して、
活動していきたいという意欲があるのなら。

 

その壁を乗り越えるために試行錯誤を始める必要があり、
思考力、柔軟性、行動力を身につけていく必要がある。

 

結局は節約できた時間を別のところで、
きちんと使わなければならないのです。

 

苦楽のバランスはたいてい整えられるもの

 

ビジネスというか人生って全体で見ると面白いもので、
苦楽のバランスが整うようにできてると僕は思ってます。

 

ビジネスで成果を出していくとかなら、
はじめに成長のための苦をめいっぱい経験することで、
後の成果という楽を長く手に入れることができる。

 

だけど、はじめに楽に成果を手に入れてしまうと、
後々乗り越えがたい壁である苦にぶつかります。

 

この時、成長するための苦を経験する道を選び、
成果を出せる自分になっていくことを選ぶか。

 

あるいはそこで諦めてビジネスの世界から足を洗い、
また別の世界で新たなスタートを切るか。

 

どちらにせよビジネスという世界で得た苦楽が、
大抵はバランス良くなるよう調整されるものです。

 

加えて実質的な面だけでなく精神的な面も、
バランスがとれるもの。

 

楽、つまり楽しいという感情は、
苦なしには成立し得ないものです。

 

簡単に、当たり前のようにできる、
努力も試行錯誤も必要ない。

 

そんな行動を楽しいと思える人はいないでしょう。

 

努力しなければ、試行錯誤しなければ達成できない、
そんな難しい挑戦だからこそ達成しがいがある。

 

達成した時に楽しい記憶として刻まれるのです。

 

とはいえ、機械的でもいいから成果が出ればいい、
ビジネスならとりあえずお金を稼げればいい。

 

そんな考えでそのように行動する人もいるでしょう。

 

ですが、そういう人はビジネスとは別のところで、
楽しいと思える体験に時間を費やしている。

 

バランスを取っているわけです。

 

先に成長の苦をとり後の楽を満喫するか、
後から楽の帳尻を合わせる苦を選ぶのか。

 

どちらを選ぶかは人それぞれでしょうが、
最終的にバランスは整うようにできている。

 

このことは意識して何をするかを考えていくと、
思わぬ落とし穴にはまらずにすむと思いますよ。

 

 

では、今回はここまでです。

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