二元論的考え方に気をつけた方がいい理由
【記事執筆者】水川健人
コピーライター・マーケター。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

マーケティングの手法の1つに、
仮想敵の設定というものがあります。

 

自分の商品やサービスを売ることを難しくする対象を、
仮想敵として設定し、相手に認識してもらう。

 

そうすると自分は味方だと認識されるようになり、
顧客になってもらいやすくなることを狙った手法です。

 

例えば運動系のダイエット商品を売りたいなら、
食事制限とかサプリメントとかは競合となる。

 

だから、そういう手法を仮想敵としてまず設定する、
食事制限は健康に悪いとかサプリはそこまで効果ないとか。

 

そのうえで、運動こそが健康にもダイエットにも最適だと、
味方として相手に認識してもらえるようメッセージを発信する。

 

実際、こんな感じの情報発信見たことありませんか?

 

あるいは同業界ではなくまったく別の業界を、
仮想敵として設定するパターンもあります。

 

このような仮想敵の設定ってビジネスに限らず、
今日では様々な分野や個人でも利用する人が多いです。

 

世の中にはこっちは味方であっちは敵だという、
ようは二元論的な考え方をベースとした、
敵対心をあおるメッセージが溢れている。

 

でも、こういったメッセージは受け取るのも、
自分が利用するのもやめておいた方がいい。

 

ビジネスに限らずあらゆる分野でも、
大きな悪影響を受けることになります。

 

二元論的な考え方に気をつけた方がいい理由

 

というのも、大抵の物事は二元論で片がつくほど、
単純なものではないからです。

 

例えば僕がダイエットをはじめた頃のことなんですが、
見事に二元論的メッセージに引っかかって、
食事制限は健康に悪く運動が最適と思いこんでた。

 

だから、ひたすら運動だけに力を入れてたんですが、
ある程度体重が落ちたところで停滞期がきたんですよ。

 

もうそれ以上は運動で体重が落ちなくなった。

 

だけどダイエットとは別件で食事を見直す機会があって、
そうすると体重も一気に落ちていったんですね。

 

それで、ようやく自分が二元論的考え方に固執して、
やるべきことをきちんとやってないことに気づいた。

 

僕が痩せるうえで必要なのは運動だけではなく、
食事を見直すことも必要だった。

 

そしてこれはあらゆる分野に言えることで大抵の物事は、
多くの要素が複雑に絡み合っている。

 

だから何が必要で不必要なのかということを、
二元論で語ることはほとんどできないのです。

 

加えて、ダイエットみたいに個人差があるとはいえ、
ある種の最適解を見つけられるような分野ならともかく、
思想や信念、べき論といった明確な答えのないもの。

 

これを、二元論で単純に片付けることはなおできない。

 

常に何が正しいのかを考え続けなきゃいけないもので、
だけど大抵の人にとって考えたり学ぶのって疲れること。

 

だから、誰かの二元論的メッセージをそのまま受け入れて、
それが正しく相手は悪だと信じ込む。

 

そうして、いつの間にか誰かにとって都合が良いように、
思考や行動を操られていくという事が起こりうる。

 

自分の視野や思考が狭まってしまい、
何も考えずに反応してしまうようになる。

 

二元論はそんな悪影響をおよぼすのです。

 

二元論を好む人は無知であり続けたいか支配欲が強い

 

先に話しましたが大抵の人にとって、
考えることや学ぶことは負担です。

 

できれば考えずに物事がスムーズに運べば良いし、
学ばず誰かが答えを与えてくれることを待っている。

 

二元論はそんな人に1つの明確な指針を与えてくれる、
こちらが正義であちらは悪だという基準を作ってくれる。

 

だけど、それで物事がスムーズに進むことってほぼなくて、
大抵の場合はまた別の二元論を探してそれに飛びつく。

 

ようは、二元論を好んで受け入れる人っていうのは、
無知であり続けたい人であるといえます。

 

じゃあ逆に好んで振りかざす人はどうか?

 

そういう人は自分の信念や思想を正義として、
それ以外を悪とすることで他人を惹きつけたい。

 

他人の思考や行動を自分の正義に合わせたい、
そんな支配的な欲求が強い人といえます。

 

自分がそうなっても周りがそうなってもどちらにせよ、
悪影響には変わりがないので気をつけたほうが良いのです。

 

二元論で思考停止せず世界を広げていく

 

ここまで、二元論は受け入れるのも振りかざすのも危ない、
そんな話をしましたが勘違いしないでほしいのは、
自分なりの価値観や信念を持たないということではない。

 

僕にしても自分が正しいと思う信念や価値観を持ってるし、
それに沿って人生を生き、また誰かのためになるようにと、
ビジネスを運営したりこうして情報発信をしています。

 

ですが、それが万人にとって正しいものとは思ってないし、
また最適解だとも思っていません。

 

別の立場や環境に身を置いている人にとって、
僕の価値観等が合わないということもある。

 

また、僕がまだたどり着けてないだけで、
もっと洗練された考え方などもあるでしょう。

 

でも、もし二元論的な考え方に固執して、
今の自分の考えや価値観を正しいものとして、
それ以外を受け入れず拒み続けていたとしたら。

 

それ以上の成長も、変化もなくなる。

 

今の自分の世界の中に閉じこもって、
どこにもいけなくなってしまう。

 

二元論的な考え方というのは変化を拒む考え方なのです。

 

ですから、何が正しいか間違ってるか、
正義か悪かで思考を停止しない。

 

自分なりの価値観や考え方はしっかり持ちつつ、
だけど他人のものも拒まず触れてみる。

 

時には意見をぶつけあって新しい知見を取り入れ、
アップデートしたり変えるべきところは変えていく。

 

そうして世界を広げることがより良い状態を目指すうえで、
何よりも大事なことだと僕は考えています。

 

そしてそのためには先に話したような、
二元論を安易に受け入れる思考停止状態。

 

あるいは自分を正義として周りを支配しようとする欲は、
周りにいても自分がそうなっても害になるのです。

 

なのでもし、より良い状態を目指し常に行動し続けたい。

 

そうであれば二元論的な考え方に触れることも、
あるいは使うことも気をつけてほしいなと思います。

 

 

では、今回はここまでです。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事