自己責任を押し付けてくる人と距離をおいたほうがいい理由
【記事執筆者】水川健人
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

勘違いしてほしくないのではじめにはっきりお話しますが、
僕は自己責任肯定派、必須派です。

 

ビジネスで成功するという意味においてもそうですし、
ひいては成功したと思える人生をおくっていく。

 

そのためにも自らに起こる結果の責任は自分自身にある、
そんな自己責任という意識を持つことは絶対必須だと思ってます。

 

なので、このサイトでもメインテーマで記事を書いたり、
関連がありそうな場面ではちょくちょく触れている。

 

ですが、それを押し付けようとは思いません。

 

大切だと思ってる、成功したいなら持つべきとも思ってますので、
その大切さについて話すことをやめることはないでしょう。

 

ですが、持つかどうかを決めるのは自分自身であるべき、
というか自己責任は自分の意思でしか持てない。

 

同時にそのようにも思ってます。

 

ですが、世の中には相手に執拗に自己責任を押し付ける人がいて、
そいう人からは距離をおいたほうが良いです。

 

自己責任を押し付けてくる人の特徴

 

というのも、自己責任を押し付けてくる人というのは、
その人自身が自己責任を実践できてない。

 

責任を自分で持てないから他人に自己責任を押し付け、
自分の責任から目をそらそうとしていることが大半なのです。

 

そもそも自分にまったく責任がない状況はありえません。

 

大小あれど必ず何かしらの影響を与えていて、
影響を与えているってことは責任が生まれる。

 

その事実を否定することはできません。

 

例えばブログで情報発信していて少なくても読者がいるなら、
その読者に対して小さくても何らかの影響を与えている。

 

少なくとも読者の人生の時間の一部を使ってもらってる、
それは影響があるということです。

 

どんなことでも自分が関わっていることであれば、
誰であろうと少なからず自己に責任がある。

 

ですが自己責任を押し付けてくる人は、
その事実を否定したいのです。

 

自分の言動や行動に一切の責任を持ちたくないと思っている。

 

より踏み込んで言えば自分の言動で相手に悪影響が及んだ時、
その責任が自分にあると認めたくないと思っているのです。

 

だけど、責任は相手にあるとあからさまに言葉にすれば、
大きな悪印象を周りに与えることになる。

 

それを避けるための方便が自己責任という言葉、
あなたの結果は全てあなたの責任であり、
それを自分に向けるのはやめてくださいねと。

 

暗にそう言ってるのと同じなのです。

 

自己責任を押し付ける人の大半がしている矛盾行動

 

自己責任を押し付けるなら悪い結果も良い結果も、
相手の責任によって生まれた相手の成果であるはず。

 

ですが、悪い結果を自己責任として押し付ける人ほど、
良い結果は自分のおかげだと大げさに宣伝したりと、
そんな矛盾した行動を取ることが多いです。

 

悪いことは他人の責任、良いことは自分の責任。

 

ようは自分に都合よく言葉を使い分けてるのが、
自己責任を押し付けてくる人なのです。

 

基本的に自己責任がどういうものかもわかってない、
ただ責任から逃れるために便利な言葉。

 

その程度の印象でしかないのでしょう。

 

自己責任とはどういうものなのか

 

本当の自己責任とは自分は自分として、
相手は相手として尊重するということです。

 

自分に起きた良い結果は自分の力として誇りを持ち、
悪い結果とは向き合い受け入れることで次がないように。

 

関わった相手の良い結果を喜ぶとともに、
悪い結果にいたった相手の選択を尊重する。

 

重要なのは相手の結果が良かろうと悪かろうと、
それは相手の選択の結果だとして尊重すること。

 

良い結果がでれば一緒に喜んであげるとともに、
相手の成果だと尊重してあげれば良い。

 

仮に悪い結果が出ても深く自分の責任だと、
自分を責めることはしてはいけません。

 

自分の責任は大きいと思うということは、
相手の責任は小さいと思うことであり、
それは相手のことを過小評価することと同じ。

 

相手は相手なりの努力や考え、価値観によって、
その時に最善だと思う行動を取り結果を出した。

 

その結果が悪いものであったからといって、
勝手にその責任を自分のものとすることは、
相手に対する侮辱と同じこと。

 

自分の影響力は相手の行動を大きく左右すると、
過大評価していることと同じなのです。

 

先に話したように何の影響も与えない、
まったく責任がないという状況はない。

 

ですから、自分が与えた影響に対して向き合い、
次は良い影響を与えられるよう考えることは大事です。

 

ですが、相手の責任を過度に背負い込む必要もない。

 

相手の結果は相手の結果として尊重し、
自分にできることがあれば考えてみる。

 

それが自己責任というものです。

 

自己責任は自分の意思以外では持てないもの

 

最初にも少しお話しましたが自己責任は自分の意思、
自分自身が持つべきかどうか決めるものです。

 

というかそれ以外には持つ方法がない。

 

仮に押し付けられて自己責任を持ったと思っても、
もし何かしらの悪い結果が自分に起きたら、
押し付けた相手のせいだと考えてしまう。

 

それは本当の自己責任ではありません。

 

それどころか自分の結果は全て相手のせいだと、
自分を自ら過小評価する、卑しめることにしかならない。

 

ですから自分の責任から逃れたいだけの人という意味でも、
自分を卑しめるきっかけかもしれないという意味でも、
自己責任を押し付ける人とは距離を置いたほうが良い。

 

僕はそう考えています。

 

そして、お話してきた自分と相手を尊重する、
本当の自己責任をもつきっかけに、
この記事がなればいいなと思います。

 

 

では、今回はここまでです。

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