
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
ビジネスに限らず一番難しいのは0~1、
最初の成果を出すことです。
だけど、最初の成果を出せるとそこからは比較的簡単で、
一気に伸びていくもの。
これは色んな人が言っているので、
聞いたことがあるかもしれません。
僕もよく言うことではあるのですが現実には、
最初の成果から伸び悩む人がいる。
どころか、一切成果が出なくなる人だっている。
じゃあ、0~1から伸びる人とそうでない人、
この差は何かについて今回はお話します。
0~1から伸びる人とそうでない人の差とは
先に結論からお話してしまうとそれは理解の差です。
0~1から伸びる人っていうのはなぜ成果が出たのかを、
きちんと理解したうえで成果を出してます。
どういう仕組みや流れで成果が出てくるのか、
どんな戦略を使えば成功する可能性を上げられるか。
そしてそのために自分がするべきことは何かを、
きちんと理解して能動的に行動し結果を出している。
だから0~1を達成できているし仮にできなくても、
じゃあ達成するためにはどうすればいいかを考えて、
次の行動につなげ成功するまで行動できるのです。
対して0~1から伸び悩む人は理解が足りていない。
ただがむしゃらに行動していたら成果が出ていたとか。
あるいは教材とか買ってその通りにやっていたら、
ある程度の成果が出ていたとか。
だけど、なぜ成果が出たのかについて理解できていなくて、
自分の行動の何がどのように成果に直結したのかわからない。
だから、それ以上を目指すには何をすればよいかわからず、
落ち込んできた時にどう立て直せばよいのかもわからない。
結果、0~1から伸び悩むだけなら良い方で、
場合によってはまったく成果が出なくなる。
そんな状況におちいってしまうのです。
実は0~1を達成できてない人が多い
僕にとっての0~1とは成果までの道筋を、
きちんと理解して能動的に歩めること。
ビジネスなら成果を出せたことだけではなく、
そこまでの流れも自分の行動についても、
きちんと理解してはじめて達成と言える。
この定義からすると0~1を達成したという人の大半は、
実は0~1を達成できてないのです。
偶然、行動と成果に直結する要素がかみ合って、
成果を出すことができただけ。
ストレートに言ってしまえば運が良かっただけなのです。
ですが当然、運だけで成果を引き寄せ続けるなんてことは、
創作の中以外ではありえないこと。
それなりに長い人生ですからどこかで必ず、
運では乗り越えられない時がきます。
それを乗り越えるための方法が理解すること、
理解しようと常につとめることなのです。
成果よりも理解を優先するという意識を持つ
なので、0~1から前に進みたいのであれば成果よりも、
理解することを優先する意識を持ってください。
なぜかは理解できてない1万円を稼ぐことよりも、
理解した上で稼いだ千円の方が大きな価値があります。
理解してさえいればそれを増やす方法も、
さらに効率のいい方法を模索することも、
スムーズにできるからです。
逆にどれだけ大きな金額を稼げようが、
理解できてないのなら運に頼らざるおえない。
だけどそれは宝くじでそれなりの高額当選した後に、
また宝くじで稼ごうとしてるようなものです。
なので繰り返しになりますが理解の優先は、
常に意識しておくことが大事です。
理解度を引き上げる4つの記録
最後に理解度をあげるためにしておきたい、
4つの記録についてお話します。
- 行動
- 意図
- 結果
- 仮説
この4つを常に記録づける習慣を身につけると、
理解度が一気に上がります。
まず記録するのがあなたがとった行動。
達成したい目標や目的のためにどんな行動をとったか?
行動1つ1つをきちんと記録してみてください。
その次にその行動の意図を記録します。
どんな意図でその行動をとったのか?
何を目指してその行動を選んだのか?
これも1つ1つに対してつけてみてほしいのですが、
このとき気をつけてほしいのが意図は明確にということ。
例えばお金を稼ぐためみたいな漠然としたものではなく、
〇〇のような結果のため〇〇を狙っているみたいに、
原因と結果の繋がりを自分なりの想定で記録する。
ちなみにもし具体的な意図が何も思い浮かばない場合、
目的等を達成するのに必要な知識が足りてないということ。
インプット不足ということです。
それだと成功する可能性は低いので行動に移る前に、
勉強や情報収集に力を入れたほうが良いです。
意図を明確にして実際に行動をおこしたら、
それによって出た結果を記録する。
ちなみに結果は意図から大きく外れているのなら、
悪くても良くても気をつけることを意識してください。
悪かろうと良かろうと大きく意図から外れたってことは、
自分ではまったく意図できない何らかの要因がある。
ですから今が良くても時間がたつか環境が変わるかすれば、
悪い方へ転じる要素になるかもしれないわけです。
なので、意図から大きく外れていたら、
次の仮説の記録は念入りにおこないましょう。
では最後、結果に対する自分なりの仮説の記録です。
自分がおこした行動とそれによって得られる結果、
その両者をつなげる要素はどのようなものだったか?
どの要素が結果に対して大きく貢献し、
どれが効率を悪くしていたか?
意図から大きく外れたのであればその要素は何か?
どうすれば意図と行動の差を縮められるか?
そういったことを仮説として考えてみて、
詳しく記録していってみてください。
この4つの記録が終わったらそれをもとにして、
また新しい行動をおこし4つの記録をつけていく。
それを繰り返しおこなえば自然と行動と結果、
両者をつなぐ流れが理解できていく。
また、うまくいかない時にどうすれば改善できるか、
どんな行動を取ればいいかも理解できるようになりますよ。
ぜひ、試してみてください。
では、今回はここまでです。