
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
特にこれからビジネスをはじめたいという人から、
自分には提供できる価値ある何かはない。
こんな言葉をよく聞くのですがそう言っているうちは、
ビジネスで成功することはまずないです。
実際は何かしらの価値あるものが提供できるとしてもです。
ビジネスで成功したいのであればまず、
自分の提供するものに誇りを持つことが大事。
商品やサービス、発信する情報などに、
自分自身がまず価値を感じてなければ、
ビジネスで成果を出すことは難しいでしょう。
自分が提供するものにまず誇りを持つ
このサイトでは何度もお話していることですが、
ビジネスとは価値提供して対価を受け取るもの。
価値を与えることができてはじめて、
自分が望むものが手に入るわけです。
だけど、ビジネスの価値って基本的に後付で、
例えばある商品の価値を相手に理解してもらうには、
実際に手にとって試してもらうしかない。
なので、大抵のビジネスでまずすべきなのは、
相手に手に取ってもらえるように、
商品等の価値を感じてもらうことなんですね。
であるにも関わらず自分が提供できるものに、
自分で価値がないと思ってしまっている。
それってようは自分が提供できるものの、
デメリットとか弱点になるようなところとか、
負の側面しか見えてないってことなんですよ。
どんなものも見方や立場によって良い悪いが決まる、
2面性があって受け取る人次第で価値は変わるのですが、
そのうちの悪いところしか自分では見えてないってことです。
そんな状態で相手に手に取ってもらえるような、
魅力的な価値を伝えられるわけがありません。
ちなみにこれはビジネス以外でも言えること。
例えば自分に自信がない人って何をやっても、
大抵うまくいかないものです。
これはその人の能力とかの問題ではなくて、
単純に自分の負の側面しか見えてなくて、
うまく能力を発揮できないからなんですね。
ですから、ビジネスでもなんでも成果を出したいなら、
まずは自分や自分が提供するものに対して、
きちんと誇りを持つことが大事。
正の面をきちんと知ることが大事なのです。
自分と相手の価値は違うことは意識する
ただ、誇りを持つのはいいですが自分と相手では、
価値を感じるポイントが違うということは意識する。
先に話しましたが価値は受け取る人次第で、
いくらでも変化するものです。
ですから、自分が提供するものには価値があると、
そう誇りを持つことはいい。
だけど、相手にとっても価値があるものであるかは、
きちんと確かめないとダメです。
自分だけが価値があると感じるだけでは、
少なくともビジネスでは意味がない。
自分も相手も誇れるような価値であることが大事です。
誇りを持つにはどうすればよいのか
ここまで誇りについていろいろお話してみましたが、
今誇りを持てない人が持とうと思っても、
簡単に考えを変えることは難しいでしょう。
自分も相手も誇れる価値がどんなものかも、
すぐに思いつくようなものではない。
ですが、自分では価値が無いと思っていたとしても、
別の誰かから見れば価値があるっていうのは、
いくらでもありえることなんですよ。
なので、人の話をじっくり聞いてみることから、
まずは始めてみると良いです。
何か悩んでることとか望んでることとか、
そういったものを知ることからはじめてみる。
そうすると自分では価値が無いと思っていたものでも、
誰かの悩みを解消したり望みを叶える助けになる。
そんな側面があることが見えてくるでしょう。
あとはそれを実際に試してみて本当に助けになれれば、
その事実が誇りとなっていくのです。
誇りは行動から生まれてくるもの
いろいろお話しましたが1つだけ意識してほしいのは、
誇りは行動からしか生まれないってことです。
自分に価値ある何かはないとか悩んでる人って、
大抵の場合は自分の頭の中だけで考えてる。
自分の価値観の中だけで物事を考えてるから、
価値がないとか意味がないとか思ってしまう。
だけど、大事なので何度でもお話しますが、
価値っていうのは人それぞれ違うもので、
自分の外には自分とは違う価値観が広がってる。
その中には自分では価値が無いと思ったことでも、
素晴らしい価値だと思ってくれるところもあるのです。
そして、そのことに気づくには行動して、
人と、社会と、世界と関わっていくしかない。
いろんな人を観察してみたり話を聞いてみたりして、
価値観を知ることに力を入れてみる。
自分ができることを求めている場所をみつけて、
思い切って飛び込んでみる。
そうしていろんな価値観と触れ合っていけば、
自然と自分にしかできないことがあると気づけて、
誇りを持つことができるようになっていくはずです。
なので、もしあなたが誇りを持てない悩みがあるなら、
ぜひ以上のことを意識して行動してみてください。
それがビジネス成功にも大きく役立つはずです。
では、今回はここまでです。