想像に生きる人は現実を生きる人より苦しい
【記事執筆者】水川健人
コピーライター・マーケター。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

今回の話と結構大きな関連があるので、
少し僕の子供時代について話します。

 

僕はけっこう怪我をしやすい子供でした。

 

印象に残ってるのが頭をざっくり切って3ミリ縫ったものと、
家族で海に遊びにいった時にモリを足へ突き刺したときです。

 

頭は住んでいた社宅の前にあった大きな広場にある花壇、
その細い囲いの上に登ってバランスを取りながら歩いてたら、
ころんで角に頭をぶつけざっくり切ったものです。

 

血がだらりと垂れてきて目を覆うほどに溢れ、
ふらふらしてちょっとだるさもありました。

 

モリの方は足に向けてた時に誤ってゴムをはなし、
足の甲に深々と突き刺さったのです。

 

抜いたら血が一気に吹き出してきて、
傷は完全に消えず今でもうっすら残っています。

 

 

さて、こんな話を聞いてあなたはどう感じたでしょうか?

 

痛そうだなとか、かわいそうだなとかでしょうか?

 

ある程度想像力豊かな人であったら自分にみたてて、
悲惨な状態を想像し絶対に同じ目にはあいたくない。

 

そこまで思ったかもしれません。

 

実際、お話した怪我のときも周りは大騒ぎでした。

 

頭を切った時は母も周りの人も取り乱し顔がひきつり、
救急車まで呼ばれそのまま病院に運ばれました。

 

モリの時はそこまで大騒ぎにはならなかったですが、
家族は心配し顔色も少し悪くなってました。

 

でも、怪我した張本人の僕はといえば、
冷静にそれを眺めていたのです。

 

人は現実よりも想像のほうが痛む

 

というのも、大して痛みとかはなかったからです。

 

頭をぶつけた時は血は出てふらついたのは確かですが、
痛みはほとんど感じませんでした。

 

ぶつかったのも切ったのも一瞬のことで、
その後に痛みがくるなんてこともなかった。

 

正直、風邪で寝込んでいる時の方がだるくてきつかったです。

 

だから、救急車を呼ぼうとしてる周りの人を見て、
「いやいや、大げさにしすぎじゃないかと」思い、
実際に言葉にもしたほど。

 

強がってるとでも勘違いされたみたいですが、
多くの人が騒ぐほど自分では大事と思えなかった。

 

モリのほうもしばらく刺さっているのに気づかなくて、
魚を見つけてモリを持ち直そうとした時に、
はじめて足に刺さっていたことに気づいたほど。

 

だけど、周りはやっぱり大げさに心配してると、
少なくとも僕は感じていたわけです。

 

 

この話を通じて伝えたいのは、人は現実よりも、
想像のほうがより心を痛めるということです。

 

肉体的な痛みもそうですし精神的なものもそう。

 

多くの人が想像の中で痛みや失敗を想像し、
それによって自分の心を痛めつけています。

 

僕の怪我の様子を見て顔を青くしていた、
家族や周りにいた人たちのように。

 

だけど、現実に受けている側は想像している側より、
そんなに痛みを感じているわけではなかったり、
あるいはそれどころじゃなく必死に行動してたりします。

 

想像に生きる人は自らを痛めつけ縛り付けている

 

ここからが本題。

 

世の中には想像の中に生きている人がいます。

 

例えばビジネスに挑戦したいと考えていても、
あれこれ失敗や起こりうるリスクを想像して、
行動する前から挫折するという人もいる。

 

だけど、そういった人たちが想像しているほど、
ひどい状態や痛みにみまわれることはまずありません。

 

そもそもビジネスの知識や経験もなしにおこりうる失敗やリスクを、
正確に想像し、ましてやその痛みを感じるなんてできません。

 

想像はあくまでも架空のものにすぎないわけですが、
痛みは想像のほうが上なので行動できなくなる。

 

自分で自分を痛めつけた上に行動を縛り、
何もできないまま時間だけがすぎるのです。

 

おまけに、失敗でも行動が伴っているのなら、
経験という次に繋がる糧を得ることができる。

 

だけど、想像では苦しんだ上に時間だけを無為に失い、
何も得るものもなく先に進むことができないのです。

 

想像が現実に与える悪影響はすさまじい

 

それだけならまだまし。

 

想像の痛みが最悪なのは想像だけにとどまらず、
現実にも多大な悪影響をおよぼすことです。

 

というのも、人は想像と現実を区別できません。

 

イメージトレーニングというものがあるように、
想像の中でもしっかりしたイメージにもとづいて、
トレーニングを続けていく。

 

そのイメージがリアルであればあるほど、
現実のトレーニングと同じように能力や、
状況判断力、セルフイメージなど。

 

成功に重要なものを伸ばすことができるのです。

 

実際にそれを裏付ける研究結果や実験結果もあります。

 

なので、リスクや失敗など痛みのイメージを繰り返せば、
それは現実の自分の行動やセルフイメージに影響を与える。

 

マイナスのイメージトレーニングを常に行い、
自分自身をマイナスに導いているのと同じなのです。

 

想像の痛みは現実の行動でしか癒やすことができない

 

きつい言い方になりますが想像で行動できない人は、
あまりにも暇すぎる人です。

 

思考って基本的に暇じゃないとできないからです。

 

常に何かに追われてて行動し続けている人は、
不安とか恐怖を感じる暇なんかありません。

 

同時に思考する暇もないから行動も改善せず、
忙しすぎる現状から抜け出せない。

 

そういう人は意図的に暇を作る必要があるでしょう。

 

想像に生きる人はその逆で現実の中で行動しすぎない、
何かに追われることなく基本安定した環境に包まれている。

 

だから、あまりにも想像しすぎ、思考しすぎ、
しかもマイナスの方向にかたよってるために、
自分を痛めつけて行動を縛られるはめになる。

 

そういう人が現状を改善する方法は1つだけ。

 

現実を生きることです。

 

何でもいい、ほんの些細な一歩でもいいから行動することです。

 

そうすれば、お話してきたように大抵の場合は、
想像のほうが現実よりはるかに痛いことがわかる。

 

自分で自分を痛めつけていたことがわかるはずです。

 

それがわかれば行動的になり現実を生きられるようになる、
それにともなって結果もついてくる。

 

もちろん、良い結果ばかりであるとは限りませんが、
それでも想像の中で何も得られず時間を浪費するより、
次に繋がる何かを得られることでしょう。

 

 

では、今回はここまでです。

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