オリジナリティを出すには、無理に出そうとしないことが大切
【記事執筆者】水川健人
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

現代はオリジナリティが好まれる時代となっています。

 

例えばSEO、検索エンジンで上位表示させるためには、
独自性あるコンテンツが重要とよく言われています。

 

独自性、つまりはその人だから作れるという、
オリジナリティ溢れるコンテンツのことです。

 

検索エンジンはオリジナリティのあるコンテンツを求めていて、
それを高く評価し上位表示させるとはっきり言っています。

 

それはつまり、多くの人がオリジナリティを求めている、
オリジナリティ溢れるものに触れたいと考えているということ。

 

ではなぜ、オリジナリティはここまで求められるのか?

 

それは、現代ではモノや情報があまりにも増えすぎたからです。

 

例えばダイエットについて情報発信しているサイトやブログ、
あるいは動画などは探せばいくらでも見つかることでしょう。

 

おまけにその多くはきちんと作り込まれていて、
質の高い情報をきちんと発信している。

 

つまり、モノや情報が飽和し始めている現代においては、
モノや情報にそこまで価値がなくなったということです。

 

だから、別のもので価値を判断する必要がでてきて、
それがオリジナリティという概念。

 

誰がその情報を語っているかということに、
人の関心が移りました。

 

なのでこれから先、自分のブログやサイトを見てほしい、
あるいは自分の商品やサービスを買ってほしいなど。

 

数多あるものの中から自分を選んでほしいと思うなら、
オリジナリティある何かを作っていかなければならない。

 

他の人ではなくあなたのモノだからこそ選んだと、
そう考えてもらわないといけないのですね。

 

ということで、今回はそんな現代で重要なオリジナリティを、
どのようにすれば出せるのかについてお話ししていきます。

 

オリジナリティを出すには、出そうと意識しないこと

 

ではまず、結論からお話ししましょう。

 

オリジナリティを出すには、オリジナリティを出そうとしないこと。

 

無理にオリジナリティを出そう、作ろうとせず、
自然のままにしていることが大切です

 

というのも、そもそもオリジナリティとは、
他にはない、その人だから出せる要素のこと。

 

ようは、その人らしさのことです。

 

そしてそれは、作ろうと思って作るものではなく、
生きている中で自然に形作られるもの。

 

この世界にあなたと同じモノを持ち、経験し、考え、感じる。

 

そんな人は存在しないのですから、人は生きているだけで特別な存在。

 

生きているだけでオリジナリティある存在となれます

 

なので、無理にオリジナリティを出そうとか、
作ろうとか思う必要はまったくない。

 

むしろ、出そう作ろうと意識すればするほど、
オリジナリティのない没個性なものが生まれます。

 

なので、オリジナリティを出したいのなら、
ありままの自分を表現することが大切です。

 

なぜ、自分にオリジナリティがないと考えてしまうのか

 

とは言われても、自分はそんな特別な存在ではない。

 

どこにでもあるような、ありふれた人生を送ってきたんだと、
このように考えてしまうこともあるでしょう。

 

多くの人はこのようにオリジナリティなどないと考えてしまいますが、
ではなぜこのように考えてしまうのか?

 

これは、日本のお国柄と教育が影響していると僕は考えています。

 

日本はとにかく調和という考え方を重んじ、
周りを考慮して円滑に物事が進むよう合わせることが、
美徳であるというのが常識だと考えられている。

 

ですが悪く言えば自分を隠し、無理やり周りに合わせ、
それを他人にも強要していると言えます。

 

特にそれが顕著なのが学校教育。

 

決まった日時に登校して、決まったカリキュラムを受けて、
周囲に合わせることを学び、そうでない人は省かれやすい環境。

 

それが義務教育9年、高校大学合わせると16年も続けば、
オリジナリティがあると自信を持てなくなるのも、
仕方がないことだと思います。

 

加えて社会に出てからも、本当にオリジナリティある人材を求める。

 

そんなところはわずかで、大多数の企業などは、
ビジネスというシステムを円滑に動かせる、
歯車のような人材を求めている。

 

そういったところに所属してしまうのもまた、
オリジナリティに対する自信喪失の要因でしょう。

 

 

ですが先ほどもお話したように、自分と同じモノを持ち、
同じような経験をして、同じように考え、同じことを感じる。

 

そんな人は存在しません。

 

少なくともあなたと完全に同じ時に同じ両親から生まれ、
その後、寸分違わず同じことを経験した誰かがいない限りは、
あなたはこの世界で唯一の個人です。

 

なので、もしオリジナリティがないと考えているなら、
そんなことはないと自信を持ってくださればと思います。

 

オリジナリティを出すための具体的な方法

 

ここまで、オリジナリティを出すには出そうとせず、
ありのままの自分を表現すれば良いとお話ししてきました。

 

ただ、これだけだとあまりにも具体性がないので、
オリジナリティを出すためのポイントについて、
少しお話ししておきます。

 

まず知っておいてほしいのは表現には2つの要素があるということ。

 

それは"何を表現するのか"と、"どのように表現するのか"です。

 

 

例えばブログでダイエットについて情報発信するとします。

 

このとき、何をの部分はダイエットについてです。

 

ダイエット、痩せるために必要なことについて、
知識や情報を文章という形で表現していく。

 

ですが、この何をというのは誰にでも表現できるものです。

 

知識や情報というのは誰にでも得られるもので、
そこにオリジナリティはありません。

 

例えば有酸素運動がダイエットには大切というのは、
ただの知識であり、誰にでも表現できるものですよね。

 

なので、何をの部分だけしか表現できない、していないものは、
どこにでもあるようなありふれたものになります。

 

ここにオリジナリティを出すにはもう一つの要素である、
どのように表現するのかという部分が大切。

 

何をの部分を自分が感じたこと、経験したこと、
考えたことなどを通して表現するのです。

 

ようは、オリジナリティを出す方法とは、
知識や情報というオリジナリティのない何をの部分を、
感情、考え方、経験というオリジナリティある部分を通して、
相手に伝わるよう表現することをいいます

 

人は生きているだけで唯一無二の存在であると自覚しよう

 

ここまでオリジナリティを出す方法についてお話ししてきましたが、
やはりいちばん大事なのは自分が唯一無二の存在だと自覚すること。

 

綺麗事でも何でもなく事実として、人は生きているだけで、
唯一無二の個人となれる稀有な生き物なのです。

 

ですが教育とか常識などに縛られ、自分を隠すことに慣れ、
自分はありふれた存在だと勘違いし、自信を失ってしまう。

 

結果、オリジナリティを表現できなくなります。

 

なので、まずは自分自身こそがオリジナリティの核であると、
きちんと自覚することです。

 

そして、自分の感じ方、考え方、積んだ経験をストレートに、
無理なく表現すること。

 

それが、オリジナリティを出すのにもっとも重要なポイントです。

 

 

では、今回はここまでです。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事