性格を変えたいなら自分ではなく周りを変える
【記事執筆者】水川健人
コピーライター・マーケター。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

この記事を開いてくれたのであれば少なからず、
自分の性格を変えたいと思っているでしょう。

 

自信がないのをなんとかしたいとか、
やる気溢れる人になりたいとか、
もっと尊敬される人になりたいとか。

 

明確にどうなりかの指針はないけど、
とにかく今の自分から変わりたい。

 

そのために勉強したり体を鍛えたり、
お金を稼いだり外見を整えたりと。

 

いろいろやるのですがそれでも、
根本的な性格は変わらない。

 

そんな悩みを持ってるかもしれません。

 

その悩みを解決するには性格を変えるために、
自分だけを改善するという考え方。

 

それが実はほとんど意味を持たないということを、
まずは意識しておかないといけないのです。

 

自分だけを変える努力がほとんど意味を持たない理由

 

というのも、性格って自分で作ってるものではなく、
他人との関係によって形作られるものだから。

 

自分の行動や態度が他人に与える印象があり、
それによって他人から返されるフィードバック、
その両方を自己認識してできたものが性格です。

 

例えば自信のない人っていうのは行動や態度から、
他人に対してそういう印象を与えている。

 

その結果、他人は自信のない人として扱う。

 

自分の行動や態度、他人からの扱いを認識し、
自分は自信のない人間だという自己認識が強まる。

 

どんどん自信のない性格になっていく。

 

このような、与え、扱い(フィードバック)、
自己認識の把握と強化という流れが、
ある人の性格を形作っています。

 

ですから、性格を変えるために自分だけを変えるのは、
大抵の場合ほとんど意味がないのです。

 

大事なのは周りからのフィードバックを変えること

 

何よりも大事なのは周りからのフィードバックを変えること。

 

自分に性格の明確な目標がある場合でもそうでなくても、
他人からのフィードバックなしに変化は起こりえない。

 

筋トレとかビジネスでの成功とか外見の改善とかで、
性格が変わった、自信がついたという人がいますが、
それ自体が原因で性格が変わったわけではありません。

 

自分を変える要素によって自分が身を置く環境や、
人間関係が変わっていく。

 

それによって周りから得られるフィードバックが変わり、
性格もそれに合わせて変わっていったのです。

 

ですからいくら自分自身が大きく変わろうと、
他人や社会からのフィードバックが変わらないなら、
性格が大きく変わることはないでしょう。

 

性格を変えたいしそのために努力してきたけど、
結局あまり変わることはできなかった。

 

そんな悩みを持っている人はそこを勘違いしているのです。

 

自分自身が変わることはあくまでも間接的な要素であって、
重要なのは自分の周りが変化すること。

 

これはつまり自分自身が変わらなくても周りが変われば、
それだけで大きく変わることも可能ということです。

 

性格を形成する人生3つの段階

 

特に自分から変化などを求めず普通に生きていく中で、
性格が大きく変わり定まる最大のチャンスが3回あります。

 

幼少期と進学と社会へ出るときです。

 

 

まず幼少期、生まれてから間もない頃が最も性格が変わりやすい。

 

まだ他人や社会からのフィードバックが十分になく、
決まった性格を持ち合わせていないためです。

 

ここでどのようなフィードバックを得るかによって、
ベースとなる性格が決まっていく。

 

これはいわば最初の性格とも言える重要なもので、
一度定まると三つ子の魂百までとも言われるように、
そうそう変わるものではありません。

 

ですから子供の教育は本当に大事なものですし、
最近だと親ガチャなんて言葉が出てきて賛否両論あますが、
表現はともかく性格に関しては与える影響の当たり外れが大きい。

 

良いフィードバックを子供に与えられる親元に生まれれば、
ベースとなる性格がその後に良い影響を与えるでしょう。

 

その逆もまたしかりです。

 

 

次に大きな変化をもたらすのが進学。

 

それまでは家族を中心とする小さな世界で生きてきた子供が、
同じぐらいの様々な性格の子供たちと自身だけで触れ合う。

 

その後も中学、高校、大学への進学と続く。

 

得られるフィードバックは幼少期とは比べ物にならず、
その過程で大きく変化し、定まっていきます。

 

特に大学への進学は県外や海外への移動もありえ、
環境や人間関係が一新されることも多いため、
性格の変化も起こりやすい。

 

大学デビューなんて言葉もあるように、
いきなり大きく変化することもあります。

 

 

最後の大きなチャンスが社会へ出るとき。

 

就職か、今では起業独立なんかもめずらしくないですが、
自分から変化を求めない限りはここが最後のチャンスです。

 

それまでは学生という受けることがメインだった存在から、
社会の一員として与える側へと立場が変化する。

 

人間関係もより複雑になっていき、
得られるフィードバックも変わる。

 

それにともなって変化していくのです。

 

 

幼少期、進学、社会進出の3つの段階が、
ある人の性格を変えていき定めていく。

 

その後はよほどのことがない限り、
受け身のままで性格を変えるのは難しい。

 

環境や人間関係に変化がおきにくいために、
性格もまた大きく変わることはないでしょう。

 

性格を変えるもっとも手っ取り早い道

 

とはいえ変えようと思えば変えられる。

 

お話してきたように性格を決める大きな要因は、
自分が身を置く環境や人間関係。

 

それによって得られるフィードバックにあります。

 

なので、一番手っ取り早い道は環境か、
あるいは人間関係を変えることです。

 

特に重要なのは高く評価してくれる環境をみつけること。

 

人の評価って身を置く場所によって変わるもので、
今いる環境では評価されなくても別の場所に行けば、
大きく評価されるというのは普通なんですよ。

 

どこでも評価されるものを何も持ってない人なんて、
少なくとも僕は見たことがありません。

 

自分の性格をマイナスと思ってる人は大抵の場合、
自分の能力などが評価されない環境にいて、

負のフィードバックによって悲観的になってる。

 

ですから、思い切って環境を変えていって、
自分を評価してくれる場所を見つけると良いです。

 

そうすれば、フィードバックも良いものに変わり、
性格にも大きな正の変化が起こっていきます。

 

 

環境を変えるのが難しいという人は人間関係を変える、
より正確には人間関係の優先順位を変えると良いです。

 

フィードバックは人間関係の優先順位によって、
その影響力が変わるからです。

 

例えば恋は人を変えるってよくあるじゃないですか。

 

恋って相手を最優先に考える、相手が中心にこの世界が回る。

 

そんな表現がされるように人間関係の優先順位が、
一気に恋人最上位に変わっていくことが多いです。

 

その結果、恋人からのフィードバックが最も影響力を持ち、
その反面それまで影響を与えてきた人の力が下がります。

 

性格もまたそれにともなって変わっていく。

 

これは、もし今の自分の性格に納得がいってない場合、
人間関係の優先順位の高いところにおいてる人が、
そのようなフィードバックを与えていることを意味します。

 

なので性格を変えたいのであれば自分の優先順位、
誰を関係の中で重視しているかを一度考えてみる。

 

ただ、自分では正確に把握しづらいものではあるので、
可能なら客観視が可能な第三者に見てもらうと良いです。

 

そのうえで、自分が変わるために必要な変化を、
どのような人なら与えてくれるかを考える。

 

それができたら積極的に関わるなどして、
優先順位を上げていく。

 

逆に低い人は関係を最低限にするなどして、
優先順位を下げていきましょう。

 

環境と人間関係をうまくコントロールすることが、
性格を変える一番手っ取り早い道です。

 

人は関係の中でしか生きられないために性格を得た

 

どんな本か忘れてしまったのですがその中で、
木には感情などない、なぜなら必要ないから。

 

そんなことが書かれていたんですよ。

 

もし木に感情があったら例えば木こりが斧とか、
今ならチェーンソーとか持って近づいてきて、
木の幹をすごい勢いで削っていく。

 

それを動けず待っていることしかできないのですから、
どれだけの恐怖を感じるかわかりません。

 

でも、実際それは人間の想像でしかなく、
木はそんな不必要な感情を持ち合わせてはいない。

 

じゃあ人間の感情、その元である性格は、
どんな必要に応じて生まれたのか?

 

人間は関係の中でしか生きていけないからです。

 

生まれた時には動くことも考えることもままならず、
生命維持すら他人の手を借りなければ行えない。

 

どんな人間も生まれた時は誰かに守られなければならない。

 

だから、それを円滑に行うために社会を形成し、
社会を維持するために他人との関係に意味を見出す、
性格とそれによる感情という要素が必要だった。

 

人は人と関係するために性格を得たのです。

 

これを裏付ける事例もあり例えばあるアメリカの刑務所で、
独房に長期間入れられた囚人を観察した場合。

 

自分を傷つけたり幻覚を見たりと過剰な反応を示す人、
あるいは無感情になって反応を示さなくなる人。

 

そのどちらかに分かれるといいます。

 

前者は独房という一切の関係が絶たれた環境で、
自分の性格を保つために無理やり刺激を生み出した。

 

後者は関係が絶たれたことで性格を持つ意味がなくなり、
感情も失い何も反応を示さなくなったと僕は考えてる。

 

だから、自分の性格を変えるって表現は、
正確じゃないと思っています。

 

人は自分だけでは性格を持てないし意味がない、
誰かと関係することでしか生まれない。

 

性格とは自分自身を変えることじゃなくて、
自分の関係を変えることです。

 

 

なので、もし性格を変えたいと思っているなら、
まずは自分の周りの環境や人間関係を見ること。

 

そこからどんなフィードバックを得ていて、
それがどう影響しているのかを知ることです。

 

そうすれば、自分が望む性格になるために、
どのように周りを変化させればよいのか。

 

そのことが見えてくると思いますよ。

 

 

では、今回はここまでです。

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