
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
コピーライティングという相手に行動してもらうための文章術。
セールスレターやランディングページ、ブログ記事など、
様々なところで利用応用可能なもので、実際に結果も出ます。
とはいえ、僕が学び始めた頃はどちらかと言えばマイナーなものでしたが、
近年ではその有益性を理解し学ぼうという人も増えてきました。
書店とかでもちょっと探せば、コピーライティング関連の書籍を、
見つけることができるでしょう。
ただ、正直なところコピーライティングで重要なポイントは、
実はたった1つだけです。
もちろん、知識やテクニックに価値がないというわけではなく、
必要な下地がなければ結果を出すのは難しいでしょう。
より大きな結果を出すために細かいところまで意識したいと考えたとき、
テクニックなどが重要な役目を果たすときもあります。
ですがコピーライティング、文章で相手を行動させるには、
きちんと相手に伝わる文章を書けるのであれば、
後はある1つのポイントを意識して書く。
それだけで、行動してもらいたい人には行動してもらえる。
逆にこのポイントを意識しないでテクニックなどに走ると、
どれだけ頑張っても結果が出ないということもおきるのです。
なので、今回はコピーライティングで重要なたった1つのポイントについて、
お話ししようと思います。
コピーライティングで重要なポイントは確信を持つこと
そのポイントとは、確信を持って文章を書くこと。
読み手が行動しさえすれば間違いなく良い方向に事態が動くと、
確信して文章を書くことです。
どういうことかというと、例えば女性にもてるのに必要な、
10のポイントという商品を販売するために、
セールスレターを書くとしましょう。
相手にとってほしい行動は商品を買ってもらい、
10のポイントをおさえて女性にもてるようになること。
このとき、行動しさえすれば間違いなく、
あなたは女性にモテるようになる!
それぐらい質の高い商品であるという確信を元に、
文章を書くということです。
他にも、ブログで人生を幸せに生きる方法について書くなら、
このブログを読めば幸せな人生を送れると確信を持って書くなど。
ようは、行動すれば読み手が望む結果を必ず得られると、
強い確信を元に文章を書くこと。
最低限必要なコピーライティングの下地があれば、
確信を元に文章を書けば相手を動かすことができるでしょう。
これが、コピーライティングで重要なたった1つのポイントです。
確信が文章にもたらす大きな影響
ただ、こう言われても信じがたいと思うかもしれません。
確信を持つ、ようは心理的な状態を整えるだけで、
読み手を行動させるような文章を本当に書けるのかと思うでしょう。
ですが、心理状態というのは書いた文章に大きな影響を及ぼします。
というのも、そもそも文章とは思考を言語化して、
相手に伝えるためのもの。
文章の核とは思考なのです。
では、この思考とはどのように生まれるのか?
それは、持っている知識や情報、積んできた経験、
そして感情の動きによって生まれます。
喜んでいるときには明るい文章に、
悲しんでいるときは沈んだ文章になる。
そして、確信がない文章は自信の感じられない文章になります。
「行動したらもしかしたら女性にモテるようになるかもしれないので、
この商品を買ってください。」
このように言われて、女性にモテたいと思う人が、
はたして購入という行動をおこしてくれるのか?
くれるわけがありません。
そんな曖昧なもののために行動をおこす人はいないでしょう。
逆に、行動しさえすれば間違いなく事態は好転する。
あなたの望む結果を必ず得られると確信を持って書けば、
その自信は文章を通して読み手に伝わる。
そして、とってほしい行動をおこしてくれるのです。
確信には根拠が必要
ただし、確信には根拠が必要です。
根拠もないのに、ただ自信だけみなぎらせて、
確信したように文章を書いても意味はありません。
確信を持てるだけのバックボーンがきちんとあればこそ、
行動させることができる文章となります。
というか、根拠もないのに自信を感じさせる文章なんて、
そもそも書けるはずがないのですが。
先ほどのモテるための商品を書くセールスレターにしても、
実際に検証、実践済みという根拠があればこそ、
自信を持って購入という行動を促す文章が書けるわけです。
これが、ネット上から適当に情報などを拾ってきて、
実践もせずにてきとうにまとめただけの商品なら。
普通の心理構造を持っている人であれば、
確信を持って文章を書くことはできません。
だって、騙しているようなものですから。
情報は自分のものではない、実践してないから成功するかもわからない。
それで、確実に良い結果を得られると確信できるわけがないので、
これで商品を販売したら詐欺と同じです。
人を騙すことに罪悪感を感じられる人であれば、
自信を感じさせる文章は書けません。
なので確信を持って文章を書き、相手を行動させたいなら、
きちんとした根拠を元に文章を書かないといけないのです。
確信がないのであればコピーライティングは役に立たない
ここまでコピーライティングで重要な、
たった1つのポイントについてお話ししてきました。
で、結局言いたいことは確信がないのであれば、
相手を行動させる文章は書けない。
コピーライティングなど役に立たないということです。
それに確信のないものを、そもそも世に送り出すべきでもありません。
セールスレターで何らかの商品を販売したいなら、
その商品に価値がある、相手を良い方向に変えられると、
確信しなければならない。
確信がないなら役に立たないと自分で言ってるようなもので、
そんな心理状態で相手に購入という行動をおこしてもらう。
そんな文章が書けるはずもないのです。
なので、もしこれからコピーライティングを学びたい、
あるいは自分のビジネスなどに活かしたいと考えるなら。
その文章で読み手が行動をおこしたとき必ず、
良い結果を生み出すことができると確信できるのか?
これをまずは考えてみてください。
もしこれに自信を持ってイエスと言えるなら、
細かいコピーライティングのテクニックなどなくとも、
読み手を行動にかりたてる文章を書けるでしょう。
では、今回はここまでです。