やる気が出ないを改善
【記事執筆者】水川健人
コピーライター・マーケター。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

 

やる気がでなくて行動できないというのはよくあること。

 

達成したい目標があったり、やらなくちゃいけないとわかっている、
そのために何をするべきなのかまできちんと把握している。

 

であるにもかかわらず、なぜかやる気がでずに行動ができない。

 

このページを開いてくれたということはそのような悩みがあると思います。

 

これを解決するカギは人の意識と無意識の機能にあるのです。

 

やる気がでないというのは実は無意識の生み出す錯覚のようなもので、
意識的な活動を通じて錯覚を打ち破ることができます。

 

これを知ることでやる気がでないという状態を改善し、
より良い行動ができるようになる。

 

そのはじめの一歩を踏み出すことができるようになるでしょう。

 

※ここでの無意識の定義は意識とそれを生み出す脳機能以外の全てを指します

 

意識と無意識の機能を知ることが解決への第一歩

 

ではまず、意識と無意識の機能への理解を深めていきましょう。

 

結論だけまずお話すると意識の機能は結果の出力をおこなうことだけで、
結果を導く思考や情報処理などは全て無意識がおこなっています。

 

パソコンに置き換えてみるとわかりやすいのですが、
意識はディスプレイのようなもので結果を映し出す。

 

ですが、結果が映し出されるまでには内部で、
多くの計算や情報処理がおこなわれていて、
これが人間でいうところの無意識。

 

つまり、人は無意識が物事を考えたり行動を決断したりしていて、
意識は無意識が決断した結果だけを受け取っているということです

 

と、言われてもにわかには信じがたいと感じるかもしれません。

 

意思(意識)こそが人間の行動の核だと考えている人は多いので、
実際の意識はほとんど何もしていないとなると、
そんな事実は受け入れがたいものでしょう。

 

ですが、この事実を裏付ける様々な研究結果が、
1900年代からいくつもでてきているのです。

 

例えば生物の脳にはニューロンという情報を司る細胞があり、
人間の脳には約1000億個ほどあります。

 

このうち意識を生み出していると言われている大脳新皮質には、
約200億個ほどのニューロンが存在していて、
残りの800億個ほどは無意識となる他の場所にある。

 

無意識には意識の4倍あるわけです。

 

ニューロン同士は電気信号で何度も情報をやり取りしているのですが、
それをふまえると実際に意識が受け取っている情報は、
無意識の100万分の1程度になります。

 

こうして数字にしてみると衝撃的な結果に思えますが、
実際の人間の行動を見てみるとそこまで驚くことでもありません。

 

例えば今、あなたはこれをパソコンかスマホで読んでいると思いますが、
パソコンなどを利用して記事を読むという単純に思える行動にも、
処理すべきことは多くあります。

 

記事内にある言葉を言語や意味など様々な側面からまとめないといけないし、
スクロールして記事を読み込んでいくには指を動かさないといけない。

 

指を動かすという行為も簡単に思えるかもしれませんが、
実際には複数の筋肉を同時に動かすという複雑な処理が必要。

 

おまけに読んでいる間も常に自分の生命を維持するために、
心臓を動かし続け呼吸もおこなう必要がある。

 

他にも複数のことを人は同時に常におこなっているわけですが、
あなたはその全てを意識して監督しているわけではないですよね。

 

あなたが意識しているのはこの記事の内容はどんなものか、
それがなんの役に立つのかといったことでしょう。

 

それ以外のことは勝手に体が、脳がおこなってくれている。

 

意識はただ、脳の無意識という機能が処理した膨大な情報、
情報から得られる意味ある結果を受け取っているだけなのです。

 

 

じゃあ、人間の意識的な行動というのはまやかしで、
人は何も考えずただ無意識的に行動しているだけなのか?

 

そんな疑問がわいてくるかもしれませんが、
これは半分そのとおりです。

 

人の行動、何をやるのかは無意識的に決断されていて、
そこに意識が関わることはありません。

 

それが生命維持に関わる出来事であればあるほど、
意識はかやの外になっていきます。

 

心臓の機能は外界からの干渉を抜きにして、
意識的に止められないですよね。

 

ですが、生命維持に関係ない無意識の行動の決断を、
意識はしないという形で選択することができます。

 

例えば怒りの感情が出たときとかがわかりやすいです。

 

誰かからイラッとすることを言われて、
怒りから思わず声を荒げてしまった時。

 

これは、怒りという感情に反応して無意識がこれまでの情報や経験などから、
最適だと思われる声を荒げるという行動をとったのです。

 

ですが、声を荒げたまま接し続ければその相手との仲は険悪になり、
下手をすれば喧嘩にまで発展してしまう可能性もある。

 

そんな事態を回避したいと思ったときに、
人は意識的に声を荒らげないという選択をし、
冷静に対処するという行動をとることができる。

 

つまり、人は意識的に何をするのかを決めるのではなくて、
意識的に何をしないかを決めることで意思表示する生き物なのです

 

無意識が選択する複数の選択肢にしないという意思を伝え、
自分が望む方向に進んでいくのですね。

 

意識と無意識の機能から見えてくるやる気がでないの正体

 

以上のような意識と無意識の機能を理解すると、
やる気がでないという状態の正体が見えてきます。

 

先ほどお話ししたように行動を決断するのは無意識です。

 

それはつまり、人はやる気がでないから行動できないのではなく、
行動しないという決断をすでに無意識が下している

 

その決断の理由(結果)をやる気が出ないという形で、
意識が受けとっているだけなのです。

 

なので、やる気が出たら行動できるようになる、
ということはどれだけ時間が経ってもありません。

 

やる気が出ないと思っている時点で脳が、あなた自身が、
行動しないという決断を無意識に下しているからです。

 

『やる気が出ないは行動しないの裏返し』なのです

 

やる気が出ないを改善する3つのステップ

 

ここまで、意識とは無意識の処理した情報を、
結果として受け取るだけのもの。

 

そして、やる気がでないという状態は行動しないという、
無意識の決断の結果だとお話してきました。

 

前置きが長くなりましたがここからは本題、
やる気が出ないを改善する方法についてお話しましょう。

 

以下の3ステップです。

 

  1. やる気が出ないときの無意識の決断を自覚する
  2. 無意識の決断に意識的にさからう
  3. 継続することで無意識のプログラムを書き換える

 

やる気が出ないときの無意識の決断を自覚する

 

これからあなたがやる気がでないと感じるときがきたら、
それはやる気がでないという状態ではない。

 

すでに行動しないという決断を無意識はくだしていて、
それを正当化するための感情を意識が結果として受け取った。

 

これをまずは自覚できるようになってください。

 

『やる気がでないは行動しないの裏返し!』です。

 

無意識の決断に意識的にさからう

 

先ほど少しお話しましたが無意識はしないと決断しているので、
『やる気が出ればできるようになる』はおこりえない。

 

やる気が出るのを待っていてはいつまで経っても、
行動に移すことはできないでしょう。

 

なので、やる気が出ないは無意識のやらない決断と自覚できたのなら、
それに意識的にさからう必要があります。

 

自分の目標などにとってそれをやることが必要だとわかっているなら、
とりあえずそれをやる態勢をまずは作ってみる。

 

少しでもいいからまずは意識的に行動してみることです。

 

継続することで無意識のプログラムを書き換える

 

とはいえ意識して行動する、し続けるというのはかなり疲れます。

 

何をしないかを決断し、行動を導くのが意識的な行動。

 

意識する行動とは無意識を否定するということなのです

 

人は肯定より否定に多くのエネルギーを使うもので、
しかも無意識という自分自身を否定するとなれば、
使うエネルギーも相当なもの。

 

だから、意識的な行動はきつくなりがちです。

 

なれないことをするといつも以上に疲れるというのも、
この否定の原理が働いてたりします。

 

ですが、人の無意識自体はただのプログラムのようなもので、
あることに対して決まった反応を決断し行動に移すだけ。

 

例えば怒りを感じたときに怒鳴ってしまう事が多い人には、
怒り=怒鳴るというふうに無意識にプログラムされている。

 

このプログラムはそれまでの人生で積み重ねてきた、
知識や経験、それによって生まれる価値観などで、
無意識内に形作られたものです。

 

ですから、新たな行動による経験や知識などを積み重ねることで、
新しいプログラムに書き換えることができます。

 

怒り=怒鳴るというプログラムを意識的に否定して、
怒鳴らず冷静に対処するという行動を繰り返すことで、
怒り=冷静に対処するという新たなプログラムを作れる。

 

やる気が出ない行動、無意識がやらないと決断した行動も、
以上のように意識してプログラムを書き換えることで、
無意識にやる行動に変えることができるのです。

 

変わるまでには意識的な否定が必要になるので、
しばらくはきついと感じる状況が続くかもしれません。

 

でも一度変わってしまえば、否定するという意識を働かせる必要もなく、
ほとんどエネルギーを使わずに行動できるようになる。

 

やる気がでないという状態を改善できます。

 

  1. 無意識の決断の自覚
  2. 意識による無意識の否定
  3. 無意識の否定を肯定に変える

 

このプロセスを覚えておいてください。

 

無意識を否定する意識活動を人は知性と呼ぶ

 

今回、やる気が出ないを改善する方法というテーマで、
いろいろとお話してきました。

 

無意識や意識の機能など難しく、受け入れづらい話もしましたが、
無意識を否定できる意識を持つ生物は人間だけ。

 

このことは知っておいてほしいです。

 

簡単に言えばやりたいからやる、やりたくないからやらない、
これが無意識の本質であり機能の全て。

 

無意識とは生物の本能にほかなりません。

 

やる気がない、だから行動しない(できない)というのも、
本能を受け入れてやらないという行動をとっているだけのことです。

 

そして、人間以外の動物はこの本能のままにしか生きられません。

 

しつけられない限りもとからある本能に沿った行動しかしませんし、
自らそれを改善することも、そもそもしようともできません。

 

ですが、人間には動物と違い意識があります。

 

意識は無意識という本能からくる行動を否定することができる機能、
つまり自分の意思でより良い方向に変わっていくための機能。

 

このような意識による否定という活動を人は知性と呼び、
知性によって人はここまで発展することができたのです。

 

知性を発揮せず本能のまま行動するのでは、
動物と変わりはありません。

 

意識的な否定、それによるきつさを乗り越えるというのは、
本能を乗り越えてより良い自分に変わっていく知性的な活動です。

 

やる気がでないという状態もまた本能的なものであり、
それを乗り越えるにはそれなりにきついこともあるでしょう。

 

でも、そのきつさこそがより良い方向へ変わっていく、
その証であるということをぜひ知っておいてほしいと思います。

 

 

では、今回はここまでです。

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