
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
この記事では中々頭に入らない、残らないを解决するための、
勉強方法についてお話しようかと思います。
こうしてこの記事を開いてくれているということは、
学んでも頭に入らないという悩みを持っているのでしょう。
特にはじめて触れる知識や情報というのは、
知らない専門用語や難しい理論や考え方などが多い。
そのためなかなか頭に入らないし時間が経つと忘れていたりと、
そんなこともあるのではないでしょうか?
今回はそんな悩みを一発で解决するための、
勉強方法について詳しくお話ししていきます。
勉強するうえで欠かせない2つのポイント
では、最初に結論からお話ししますが、
勉強方法とは、2つのポイントを意識することだけです。
ある2つのことを意識して勉強するだけで、
勉強した内容がきちんと頭に入り、ちょっとやそっとじゃ忘れなくなります。
そのポイントとは以下の2つです。
- 全体像を把握してから詳細を勉強する
- アウトプット前提で勉強する
全体像を把握してから詳細を勉強する
勉強する時は、必ず全体像を把握してから、
詳細を勉強していくという順番を意識することが、
1つめのポイントです。
例えばネットビジネスで稼ぐ方法について、
本や教材などで勉強するとしましょう。
この時多くの人は、
最初から最後まで順番に学んでいくという勉強の仕方をするでしょうが、
実はこれが頭に入らない、残らないの1番の原因なんです。
特にはじめて触れるジャンルなどだと、
この方法ではほぼ間違いなく頭に入りません。
なぜなら、人は意識したこと、興味があることしか見えないし、
頭に入ってこないからです。
これについては実感が湧きづらいかもしれませんが、
例えばあなたが好きなもの、興味があるものなどの情報などは、
常に最新の情報を仕入れられるようにしてたりしませんか?
その情報についてのサイトをブックマークしたり、
頻繁にその情報についてチェックしたりとか。
あるいはただ道を歩いているだけでも、
ふとその情報に関係しそうなことに目がいったりなど。
逆に興味がないことは、その情報自体に触れることがほとんどなく、
仮に触れたとしてもすぐに忘れたりしてしまうと思います。
こんな感じで、人は興味のないもの、意識しないものは、
基本的に頭に入らないどころか、目に入ることすらないのです。
そして、勉強というのは知らないことを知ることなので、
その時点ではそのことについてなに1つ知りません。
つまり、意識しないと頭に入らないのに、
勉強前には何を意識するべきかという基本的なことすらわからないので、
勉強しても頭に入らないということになります。
なので、まず何を意識して勉強すべきかということを明確にする必要があって、
その方法が全体像を把握するということなのです。
ネットビジネスで稼ぐ方法を勉強したいなら、
まずはネットビジネスで稼ぐということの全体像を把握して、
そのうえで細かいノウハウなどを掘り下げて勉強していく。
そうすると、勉強したことが頭に入りやすく、残りやすくなりますよ。
では、勉強する時に全体像を把握する方法についてですが、
例えば本なら、目次をしっかり読み込むことです。
本の目次はその本の内容全体を端的に表したものなので、
まずは目次から本全体の流れや、その章に書かれている内容を把握して、
そのうえで本文を読み込むと頭に入ります。
ちなみにブログなどでも同じことが言えますね。
セミナーなどもほとんどの場合は、
時間ごとに話す内容、章を分けていると思うので、
それをきちんと把握すること。
教材でも同じです。
とにかく、細かいことは置いておき、
まず全体像を把握するということを意識すると、
それだけで勉強の質がすごい上がるのでやってみてください。
アウトプット前提で勉強する
もう1つ意識することは、アウトプット前提で勉強すること。
アウトプット、つまり勉強したことを外に出すこと前提で、
きちんと勉強するということです。
というのも、人に教えると良く覚える、理解できるということを、
1度は聞いたことがあると思います。
勉強したことを人に教えることで、
知識や情報が定着するということですね。
これは事実で、実際に誰かに何かを教えた経験があったら、
何となく実感が湧くんじゃないかと思います。
では、なぜ人に教えると覚えが良くなったり、より理解が深まるのか?
その具体的な理由はなんなのか?
それはただの、あるいは他人の知識や情報が、
自分の思考を通すことで、本当の意味で自分のものとなるからです。
これを僕は、情報の変換と呼んでいます。
例えばあなたが1冊の本を読んだとしますよね。
その本を読んで、きちんと内容を理解して、
知識や情報を覚えることができたとしましょう。
ですがその時点では、その知識や情報というのは、
まだあなたのものになっていないのです。
それは、あくまでもその本の作者の思考を通した、
知識や情報に過ぎません。
つまり他人のものなので、
自分では理解できていると思っていたとしても、
実は深いところを完全に理解できているとは言えないのです。
なので、そこに自分の思考を通すことで、
他人の知識や情報であったものを、
自分自身で使えるものとして変換する。
情報の変換を行うことで、
深いところまできちんと理解することができ、
頭に入り、残ります。
そして、情報の変換をスムーズに行うための方法が、
アウトプット、先程の人に教えるなどのように、
最初から使うこと前提で勉強するということなのです。
だから人に教えると、人に教えるためにいろいろ考えるので、
情報の変換が行われ、覚えが良くなったり理解が深まるのですね。
では具体的な方法についてですが、先程からお話ししているように、
人に教える、人に伝えること前提で勉強するというのが、
1番効果的な方法になります。
その知識や情報を人にわかりやすく伝えようと思った時、
どんな言葉を、どんな表現を、どんな方法を使えば、
相手に正しく伝えることができるか。
このように考えながら勉強することで、
知識や情報を仕入れるのと同時に自分の思考通すことができるので、
ただ頭に入れただけの時とは吸収度が全然変わります。
他にも、自分で使うなら、活かすなら、
どのようになるかと考えるのも有効です。
ビジネスの知識や情報であるなら、
自分で使うなら、ビジネスに活かすなら、
どのようにするかと考えます。
ですがこのように考える時、絶対にしてはならないのが、
自分には関係ない、自分には使えないと考えることです。
例えばリアルビジネスだからネットビジネスの知識や情報は使えない、
自分のものではないと考える。
こう考えてしまうとその時点で思考が止まるので、
情報の変換を起こせないんですね。
なので、一見自分には関係ないと思えるような知識や情報でも、
どうすれば自分に活かせるかと考えるのが大事です。
また、実行できるものは実際にやってみるというのも良いでしょう。
とにかく、自分の思考を通すということを意識して、
考えるなり実際に手を動かすなりしてみることが、
頭に入りやすい勉強方法、意識するべきことです。
勉強で大事なのは自分の思考を通すという意識
今回、頭に入りやすい勉強方法ということで色々お話してきましたが、
大事なのは自分の思考を通すという意識です。
多くの人は勉強と聞くと、教科書とか参考書とかを開いて、
内容を頭に詰め込むようなイメージを持つと思います。
これは今の学校の教育、勉強が詰め込み型なため、
その教育を受けてきた人が多いからなのですが、
例えば学生の頃に覚えた歴史の年号とか思い出せますか?
あるいは数学の公式とかも日常的に使うわけでもなければ、
おそらくほとんど思い出せないと思うんですよね。
ただその時に詰め込んだだけなので、
自分のものになってないからです。
ですがこれが歴史好きとかになると歴史の年号を覚えた時に、
色々考えたりイメージしたりするんですよ。
実際にはどのようなことが起こっていたのかとか。
この時代の人はどのような生活をしていたのかなとか。
つまり意識せず、自然に思考を通しているので、
勝手に情報の変換がおこるのです。
だから、人は好きなことについての知識や情報が豊富で、
延々と語ったりすることができるんですね。
なので、あなたも勉強する時は、
思考を通すということを意識して行ってみてください。
そのための方法については、
全体像を把握するということをお話ししましたので、
ぜひ実践してみてほしいと思います。
そうすれば、これからの勉強の質が格段に上がることを保証しますよ。
では、今回はここまでです。