「正当な評価をされてない」と感じてしまう時に見直すべきもの
【記事執筆者】水川健人
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

「誰も自分の価値を正しく評価してくれない!」
「何であの人が評価されてるのに自分は評価されないんだ!」

 

もしかしたらあなたも、このようなことを考えてしまったこと、
あるかもしれません。

 

適正な評価をされていないと感じる。

 

自分よりも劣っているように見える人が、
なぜか何倍も評価されている。

 

自分の能力に見合った評価や成果が生まれないと感じる時、
思わずこのようなマイナスな考えが頭をよぎることもあるでしょう。

 

ですが、価値ある人が正しく評価されるということは、
実はありえないのです。

 

なぜなら、少なくとも正当な評価に必要な価値は、
自分で測るものではなく他人が測るものだからです。

 

自分にどれだけ価値があると考えていようと、実際にあろうと、
それが他人から見てもわかるものでないと意味はありません。

 

つまり、どれだけ社会に大きな価値を生み出せる能力があるとしても、
それが正しく評価されることはないのです。

 

では、何が自分の価値を証明してくれるのか?

 

それは行動、行動によって生み出されたものです。

 

価値ある人ではなく価値ある行動だけが評価される

 

ようは、価値とは行動によってのみ生まれるもの。

 

なので、どれだけ価値があろうとそれが行動に反映され、
何かが生み出された時にのみ、それは評価されます。

 

つまりは、自分の価値をどれだけ行動という目に見える基準として、
表現することができるか

 

これだけが、唯一の評価基準なのです。

 

正当な評価をされてないなら、行動が伴ってない可能性が高い

 

なので、もし正当な評価を得られてないと感じる場合。

 

行動として価値を生み出せていない。

 

自分の価値を最大限、行動として表現できてない可能性が高いのです。

 

なので、まずは自分の行動を見直して、
自分はどれだけ価値を生み出しているか?

 

これを客観的に確かめてみると良いでしょう。

 

場合によっては自分をよく知る親しい人に相談して、
冷静な評価を受けてみるのも良い方法です。

 

そのうえで、自分の行動に問題はないけど正当な評価を得られてない場合。

 

それは、行動に原因があるわけではなく周囲の人間の評価仕方に、
大きな問題があるのでしょう。

 

そのような場合には、思い切って環境を変えるのが一番です。

 

価値ある行動は能力などではなく姿勢によって生まれるもの

 

ここまで、正当な評価は価値があるかどうかではなく、
価値ある行動として表現できているかが重要であると、
このようにお話ししてきました。

 

では、価値ある行動とは具体的にどのようにして生み出すのか?

 

これは、実は能力とかはあまり関係がなく、姿勢によって決まります

 

例えば仕事で適切な評価を受けたいと思った時、
その仕事に関係ある高い能力があれば、
確かに評価されやすい土台はあるでしょう。

 

ですが、それ以上にその仕事に対する姿勢、
どのような気持ちでその仕事に向き合って行動しているか?

 

熱意があるか、誇りを持っているか、
社会に価値を提供したいという意思があるか。

 

このような仕事に対する気の持ちようが、
行動として表に現れてきます。

 

逆にどれだけ能力があり、優秀であろうとも、
気持ちがついてこないなら行動もずさんなものとなるでしょう。

 

中には例え熱意などがなくとも、気持ちと行動を完全に切り離して、
仕事は仕事としての行動に徹することができる。

 

このような人もいるかもしれませんが、
大多数の人は感情と行動を完全に切り離すことなどできない。

 

なので、価値ある行動にはそれに対してどのように向き合うか、
行動に対する姿勢が重要なのです。

 

正当な評価を得たいなら能力より環境を重視しよう

 

仮に人の価値を数値という目に見える形で見れるとして、
ある人が1000という価値を持っているとしましょう。

 

ですがもし、その人が行動することに対して、
前向きな気持ちを何も持っていない。

 

熱意もなく、仕事を見下し、利己的な感情のみで動くなら、
10程度の価値しか行動に反映されず、評価されないでしょう。

 

ですが、例え価値が10分の1の100しかなくとも。

 

熱意があり、その仕事をやることに誇りを持ち、
何よりも他者に対して価値を与えたいという気持ちがあるなら。

 

100という能力を十全に発揮して、
1000の能力を持つ人以上の評価を得るでしょう。

 

加えて熱意などのプラスの感情があるなら能力などの内的な価値は、
経験や知識の積み重ねで後からいくらでもついてくるもの。

 

なので、もし正当な評価を得たいと思うなら、
能力が発揮できるかどうかもある程度考慮すべきですが、
何よりも熱意を持って行動できる環境を重視すべきでしょう。

 

もし、その行動に対して前向きになれないのであれば、
どれだけ能力があっても評価されない可能性が高いからです。

 

前提条件として絶対必須な価値の基準を理解しているか?

 

ここまで評価されるための考え方や行動基準など、
いろいろとお話してきました。

 

正当な評価を得られないと悩んでいたり、
これから新しいことをはじめたいと思っているなら、
ぜひ以上のことを意識して行動してみてほしいと思います。

 

思うのですが、ある絶対必須の前提条件として、
「評価される価値の基準を理解していること」が大事

 

そもそも、どんな行動や成果が評価に結びつくのか?
これがわかってなければ評価されることはない。

 

こうして言葉にすると当たり前のことのように思えますが、
評価されないと悩む人ほどこれを理解してなかったりします。

 

実際、僕が昔アルバイトしていたときに評価されないと悩み、
仕事に対するやる気を失ってる人がいました。

 

その人は一日8時間以上、傍から見ても熱心に働いていて、
人当たりもよく職場内で円滑な人間関係も築けていた。

 

ですが、年に2回ある3段階での人事評価で、
最低であるC評価を受けてしまいます。

 

その評価次第で年2回のボーナス額も変わるので、
最低になればもらえる額も少なくなることもあり、
ものすごく落ち込んでいて愚痴をこぼしていました。

 

「一生懸命働いても評価がついてこない、
こんなのやる気なくなるよなぁ」と。

 

その人がすごいよく働いてるのを見ていただけに、
確かにとうなずきながらその愚痴を聞いてたのですが、
ふと何が評価されるのか気になった。

 

具体的にどんな働きが評価につながるのか気になり、
実際に聞いてみたのです。

 

すると、首を傾げて無言になってしまった、
評価基準を知らなかったのです。

 

この時、失礼だと思いながらも評価されないのは、
仕方ないと思いました。

 

何が評価されるのか知らないのに、
評価されるような働きはできない。

 

どれだけ一生懸命働こうとそれが評価基準に関係ないなら、
少なくともその職場内で評価されることはないからです。

 

なので、自分が身をおいている環境の中では、
どのようなことが評価されるのか?

 

これをしっかりと理解しておくことは、
評価されるためには絶対に必要な条件です。

 

このことは必ず把握しておいてほしいと思います。

 

 

では、今回はここまでです。

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