バランスをとる

どうも、コピーライターの水川です。

 

ビジネスにおいて価値を与えることは重要であり、
そのために価値ある商品やサービスといったモノを用意する、
あるいはスキルなどを身につけ価値ある自分になること。

 

これがいちばん大事なことだと、このサイトでは度々お話ししてきました。

 

ですが、じゃあ価値を提供できるようになりさえすれば、
ビジネスで成功できるかというと、必ずしもそういうわけではないのです。

 

確かに価値は必須なのですが、それだけでは越えられない壁があり、
この壁を越えるには価値と対になるあるものが必要。

 

このことを、ピカソとゴッホという2人の画家から学べるので、
今回は2人の画家の違いから学ぶバランスについて、
お話ししようと思います。

 

ピカソとゴッホの違いとは

 

ではまず、ピカソとゴッホの違いについてお話ししましょう。

 

パブロ・ピカソは19~20世紀に活躍した画家であり、
最も多作な美術家として有名です。

 

一生涯で作成した作品は絵画関係が合わせて14万7000点。

 

さらに、ピカソは彫刻家として300点の彫刻と陶器を作成し、
最も多作な美術家としてギネスブックにも登録されています。

 

ただ数が多いだけでなく高い評価も受けていて、
美術家としての才能を疑う人はいないでしょう。

 

そして、フィンセント・ファン・ゴッホもまた、
美術界に名を残す有数の画家。

 

19世紀に活動していた方ですが、その作品のあり方は、
20世紀の美術にも大きな影響を及ぼしたといわれています。

 

絵の方も有名なものが多く、ゴッホのひまわりと聞けば、
知らないと答える人はほとんどいないでしょう。

 

 

このピカソとゴッホという2人の才能あふれる美術家。

 

美術界に多大な影響を及ぼし、
その名を歴史に残した世界有数の画家でしたが、
この2人にはある決定的な違いがあります。

 

それは、ピカソは生前から作品の価値を認められ巨万の富を築いた。
対して、ゴッホは死後ようやくその価値を認められたという違い。

 

ピカソは美術界で最も富を築いたとまで言われていますが、
ゴッホは死後まで評価されず、生前は貧しいままだったのです。

 

ピカソとゴッホの違いから学べるビジネスで重要なバランスとは

 

先ほどもお話ししましたがピカソもゴッホも間違いなく、
価値ある作品を多く残し、その名を歴史に残した美術家です。

 

であるのに、なぜピカソは生前にきちんと評価され、
美術界で最も富を築くことができたのか?

 

なぜ、ゴッホは生前にはまったく日の目を見ること無く、
死後になるまで評価されることがなかったのか?

 

それは価値を広め、理解してもらう能力の差。

 

価値とは人に認められてはじめて生まれるものであり、
人に受け入れられなければその価値に意味はありません

 

先ほどからピカソもゴッホも価値ある作品を残したとお話ししてきましたが、
この価値とはより多くの人に認められたから生まれたもの。

 

そして、このような価値を広め、理解してもらうこと、
価値を意味あるものにするテクニックをビジネスでは、
マーケティングと呼びます。

 

つまり、ピカソは才能あふれる美術家であると同時に、
価値を生み出す優秀なマーケターであったということ。

 

逆にゴッホは、才能あふれる美術家であったのは確かですが、
価値を生み出すマーケターとしての能力はまったくなかったのです。

 

 

例えば、ピカソは何人もの画商を呼んでの展覧会などを開き、
積極的に自分の作品を世に広めようと活動してきました。

 

また、ピカソが40歳の時に30秒で書いた絵に対して、
100万円という値段をつけ、驚かれた時に返した言葉。

 

「いいえ、この絵は30秒で書かれたものではありません。40年と30秒で書いたものです。」

パブロ・ピカソの言葉より引用

 

40年という自分の人生の中で高めてきたスキルや経験、
その価値を自分で十分に理解し、また相手に理解させる。

 

この短い言葉の中にはそれだけの力がありますが、
このように自分の価値を相手に伝える力が優れていることも、
ちょっとした言葉から読み取ることができます。

 

逆にゴッホは価値を広め、理解してもらうこと、
マーケティングに関してはまったく才能がなかった。

 

ゴッホが書いた作品で生前に売れたものはわずか1枚、
『赤い葡萄畑』のみだと言われています。
(実際には他にも売れていた作品があるという説もあります。)

 

加えて、ゴッホは画商やっていていた時期もあったそうですが、
働いていた画商のお金稼ぎを第一とする考えに嫌気が差し、
辞めてしまったという経歴がある。

 

つまりは絵画でお金を稼ぐということに忌避感があったようで、
そもそも価値を広め理解してもらうことに、
そこまで執着していなかったのではないかとも考えられますね。

 

 

このように、気質の違いなどもあり才能ある美術家でありながら、
まったく正反対の道を歩んだピカソとゴッホ。

 

この2人の違いからビジネスにおいて重要な、
あるバランスを学ぶことができます。

 

それは、ビジネスで成果を出すには価値とテクニック、
2つのバランスが重要で、どちらが欠けても成功できないということです

 

ビジネスにおいて価値を生み出すことは絶対条件ですが、
それを広め理解してもらうためのテクニックがないと、
事業としては成立しないということですね。

 

価値にあぐらをかくだけだとビジネスでは成功できない

 

美術には詳しくないので事実からの推測に過ぎませんが、
美術作品の価値やそれを生み出す才能のみで言えば、
ゴッホの方が圧倒的に上だと僕は考えています。

 

ゴッホは37歳という若さでその生涯を終えていますから、
スキルや経験をつんだ時間もそこまで多くありません。

 

おまけに生前は全くといってよいほど評価されていないので、
評価される下地のようなものもない。

 

であるにもかかわらず、死後にきちんと作品が評価され、
それが未来の美術にも多大な影響を与えている。

 

その生涯の短さに反比例した評価の高さを考えると、
美術家という点で言えばゴッホのほうが上だと思えるのです。

 

ですが、ゴッホにはその価値を広め理解してもらう能力、
あるいは理解してもらうその気自体がなかった。

 

ゆえに、死後になるまで評価されず、
生前は貧しいままで過ごすことになったのです。

 

そして、ここから学べる教訓として価値はそれ単体、
ただあるだけでは富を生むことはないということ。

 

価値は広まり、理解されることではじめて富になるのです。

 

なので、ビジネスにおいて価値あることは必須ですが、
それを広め理解してもらう努力もまた必要。

 

ですが、わりと多くの人が価値があれば自然に広まる、
例えば勝手に商品が売れていくとなどと考えてしまう。

 

ですが、そんなことはないということを、
ピカソとゴッホの違いから学ぶことができます。

 

ゴッホほどの才能や努力、価値ある作品であっても、
それ単体では死後まで認められることがなかったのですから。

 

なので、ビジネスにおいては価値とテクニックのバランス。

 

価値を生み出し、それを広め理解してもらうという流れを、
意識して活動してみてください。

 

 

では、今回はここまでです。

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