
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
今回はWEB集客で見るべき基準は1つだけ、
というテーマでお話します。
というのも、世には様々なWEB集客の方法があって、
どれも魅力的に思えるようなことを言っている。
例えば、
- ブログで月1万PVを集める!
- ツイッターでフォロワー1万人!
- フェイスブックで1万人に情報を拡散!
みたいな感じです。
数字も大きいですしWEB集客になれてないと、
なんとなくすごそうな感じがします。
ですが実際のところ、このような数字は何の意味もない。
WEB集客においてたった1つ見るべき数字、基準は、
どれだけ顧客を獲得することができたのか?のみ。
ようは、顧客へのCV(コンバージョン)率です。
ちなみにCV率とは集められた人をどれだけ顧客に変えられたか?
例えばブログにアクセスしてくれる人が1000人いるとして、
そのうち100人が顧客になったらCV率は10%ということですね。
CV率以外を見てしまうとWEB集客は高確率で失敗します。
WEB集客で見るべき基準は顧客へのCV率のみ
例えばダイエットのコンサルタントがいるとしましょう。
コンサルタントはビジネスを拡大するために、
新たにWEBで集客をしようと考えます。
いろいろ調べてみるとどうもブログが良さそうだと、
月に1万人集める方法というものを購入し、
実際に作成することに成功しました。
ですが、ブログに人は集まるのですが、
それが一向に顧客獲得につながらない。
無駄に時間を使ってしまった…。
これは、WEB集客を実践する際に、
よく起こり得るタイプの事例です。
ビジネスにおいて集めた人の数は、
そのまま成果に直結するとは限りません。
集める段階である程度きちんとターゲットを絞る、
集めた人をきちんと顧客に変える戦略を練る。
そういった要素が必要なのです。
世には見せかけだけの数字のWEB集客方法が溢れている
でも、世の中には最初にもお話したような、
1万人集める~というような集客法が溢れてる。
しかし、そういった方法に限って肝心なこと、
顧客へのCV率などが考えられてない場合が多い。
仮にツイッターで1万フォロワー集めたところで、
それが顧客獲得につながらなければ意味がないのです。
顧客獲得ができなければ売上も上がらないですから。
重要なのはどれだけ多くの人を集められるかじゃなく、
どれだけ多くの顧客に変えることができるのか?
ビジネスで成果を出したいならこれだけが見るべき基準であり、
この基準を満たさない方法に資金や時間を費やしてはいけません。
見せかけのWEB集客方法に惑わされないためには
そのためにも、必ずあなたのビジネスの最終ゴールを明確に、
全体の流れを意識することを忘れないようにしましょう。
ビジネスにおける最終ゴールは売上を上げるために、
顧客をより多く獲得することです。
そのためにはWEB集客単体を見るのではなくビジネス全体の流れを、
きちんと把握し、ある程度コントロールできなければいけません。
自分はどのような顧客を求めているのか?
その顧客を得るためにどのような戦略を構築しているのか?
それをきちんと明確に理解したうえで、
適切な人が集まるようにWEB集客を行う。
この流れを常に意識してください。
WEB集客単体だけを見ていると先程お話したような、
数は集まるけど一向に顧客獲得につながらない。
そんな失敗をしてしまうので注意です。
WEB集客はあくまでビジネスの一部であって全てではない
今回こんなお話をしたのはかつて、
僕自身が同じ過ちを犯したから。
昔、ビジネスについてほとんど知識も経験もなかった頃、
僕は売上に直結する顧客が集まらないことに悩んでました。
なので、いろいろと解決方法を探していたのですが、
そんな時に出会ったのが僕が見せかけの集客と呼ぶ方法。
その方法はサイトへのアクセスを手早く集められるというもので、
とりあえずやってみようかと実践してみることにしました。
そして、実際に月数千PVを安定して集めるサイトができた。
ですが、それが顧客獲得、ひいては売上に直結したかというと、
まったくそんなことはなかった。
月に数人、ひどいときには0人ということもあり、
とてもビジネスを運営できる集客はできなかったのです。
CV率だけで言えば0.001%ぐらい。
後に、大事なのは集客という点だけを見るのではなく、
ビジネス全体の流れを見るということが大事だと気づき、
新しいWEB集客でCV率10%ぐらいにはね上げることもできた。
失敗した経験も気づきという点では役に立ちましたが、
遠回りであったことも確かです。
なので、もしあなたが遠回りせず効果的なWEB集客を行いたいなら、
今回お話したことを頭に入れておいてください。
自分でやる場合はもちろん、特に他人に頼る場合。
例えばWEB集客の作業の一部、あるいは全てを誰かに依頼するなら、
必ず集客人数ではなく顧客へのCV率を確かめないとダメです。
どれだけ多くの人を集客しようが全体の戦略にマッチしてないなら、
思ったような効果をあげることはできません。
なので、自分のビジネスの戦略などを相手に伝えるのはもちろん、
ビジネス全体のことをきちんと理解していているような。
そんな人に頼むようにしましょう。
逆にWEB集客という点だけを見ていたり、
こちらのビジネスの現状などを把握しようとせず、
何らかの集客方法をごり押ししてきたり。
そんな場合は失敗する可能性が高いので、
注意してほしいと思います。
では、今回はここまでです。