ネットビジネスではレバレッジが、時給1000円と1万円の差を生む
【記事執筆者】水川健人
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

この記事ではネットビジネスで時給1000円ぐらいしか稼げない人と、
1万円以上を稼ぐ人の決定的な差、違いについてです。

 

ネットビジネスに関わらず、大きな金額を稼げる人と稼げない人。
現実として、人はこの2つに分かれます。

 

ですが、ネットビジネスではこの差の大きさが異常なのです。

 

例えばアフィリエイトなどでも毎日作業しているにもかかわらず、
月に10万円ぐらいしか稼げないという人がいます。

 

その一方で月に100万以上、ほとんど作業しなくても稼げる人がいます。

 

では、この差はいったいなんなのでしょうか?

 

才能、勉強の質、人脈、資金力、etc…。

 

いろいろ思いつくかもしれませんが、
実はこれらはほとんど関係がないんです。

 

稼げる人と稼げない人、特にネットビジネスにおける差については、
きちんと作業や勉強をしているのであれば、
たった1つの考え方が大きな違いを生みます。

 

おおげさでも何でもなく、この考え方ができるかできないかで、
収入が10~100倍変わるのです。

 

今回の記事ではこの考え方の差について詳しくお話ししていきます。

 

ネットビジネスで時給千円の人と1万円の人の差はレバレッジにある

 

ネットビジネスで時給千円の人と1万円の人の差を生み出す考え方。

 

それは、レバレッジをかける、という考え方ができるかどうかです。

 

きちんと勉強や作業をしているにもかかわらず、
あまり大きな金額を稼げない人は、
レバレッジをかけるという考え方が足りないのです。

 

逆に、ほとんど作業などをしていないにもかかわらず、
月収100万円とか稼ぐような人は、ほぼ例外なく、
意識して自分のビジネスにレバレッジをかけている。

 

あるいはレバレッジ自体は知らないのだけど、
やっていることにレバレッジをかけている場合がほとんどです。

 

ではこのレバレッジとは何なのかについて、
詳しくお話していきます。

 

レバレッジとは

 

レバレッジとは、leverage。
leverageとは、直訳するとてこの力、てこ装置になります。

 

つまりレバレッジとは、かける労力、時間、資金から、
より大きな成果を生み出すことです

 

1人では動かせそうもない物をてこの原理で動かせるように、
1人では生み出せそうもない成果を生み出すことができるのが、
レバレッジという考え方です。

 

 

例えばですがブログ記事を作成するとします。

 

アウトソーシング、ランサーズやクラウドワークスでの記事作成の単価は、
文字数にもよりますが1文字1円程度。

 

1記事は1000~1500円ぐらいです。

 

つまり、もしアウトソーシングでの依頼を受けて、
記事を作成して稼ごうとした場合、
1記事あたり1000円ぐらいを稼ぐことができるということです。

 

1記事作成するのに1時間かかるとしたら、
時給は1000円ということですね。

 

ですが、1000円で依頼した人は、
少なくとも記事作成にかけた1000円という資金で、
1000円以上のお金を生み出しているわけです。

 

でなければ、わざわざお金を出して記事作成を依頼する意味がありません。

 

つまり依頼する人は、
1記事から1000円以上のお金を生み出す方法を知っている、
ということになります。

 

では、もし1記事1時間で作成している時給1000円の人が、
その方法を知って、自分で実践したとしたら?

 

1記事の価値が1000円以上になるので、時給が上がりますよね。

 

つまり、1時間あたりの価値が上がったということです。
より正確に言うなら、1時間で生み出せる価値が増えたということです。

 

この生み出す価値を増やすと同時に、
生み出すのに費やす労力、時間、資金を減らしていくことが、
レバレッジをかけるということになります。

 

レバレッジ=効率化ではない

 

ここまで、レバレッジについてお話してきましたが、
レバレッジについて多くの人がしてしまう勘違いがあります。

 

レバレッジ=効率化であると考えてしまうのです。

 

今やっていることを効率よくやろうという考え方です。

 

しかし、レバレッジと効率化はまったくの別物です。

 

効率化は、時間に大きく影響されますが、
レバレッジは時間にはほとんど影響されません。

 

これだけだと何のことやらわからないと思いますので、
もう少し詳しくお話していきますが、先に時間について少しお話します。

 

 

まず、時間というのは平等です。
正確には、時間の流れは平等です。

 

あなたが1時間という時間を過ごせば、
別の誰かも同じ1時間という時間を過ごしています。

 

時給1000円の人が1時間を過ごせば、
時給1万円の人も同じ1時間を過ごしています。

 

そして、人が時間によって生み出せるものには、
そこまでの差はないのです。

 

時給1万円の人が時給1000円の人より、
10倍多くの"もの"を生み出せるわけではないということです。

 

効率化とは、1時間でやっていたことを、
いかにして短縮できるかという考え方。

 

つまり、時間を中心に考えられる、
時間に影響される考え方であり、これには限界があります。

 

 

例えば、先程のブログ記事作成。

 

ブログ記事を1時間で1記事作成している時給1000円の人が、
時給を2倍の2000円にしたい。

 

1時間あたりに生み出せる価値を2倍にしたいとします。

 

この時、効率化という考え方を使うと、
1時間のうちになんとかもう1記事作れないか。

 

1時間でできることを増やせないかという考え方になります。

 

つまり、30分で1記事作成しようとするということです。

 

これぐらいならなんとかいけそうな気もしますが、
では10倍にしたいとなったらどうでしょう?

 

1時間に10記事、
1記事6分で作成しなくてはいけないということになります。

 

どう考えても無理ですよね?

 

1時間で作成したものと同じ質の記事を書けるわけがありませんし、
同じ文字数を打つことすらできないでしょう。

 

これが、効率化の限界。
時間の価値の限界です。

 

 

では、レバレッジをかけるという考え方をすればどうなるかというと、
1記事あたりの価値を上げるにはどうすればいいか、という考え方になります。

 

自分が1時間で作成できるブログ記事が1000円の価値を生むなら、
それを1万円にするならどうすればいいかと考えるのです。

 

そのため、時間に影響されることがありません。

 

仮に1記事作成するのに3時間かかったとしても、
それが3万円の価値を生むなら、時給は1万円になります。

 

 

以上のようになんとか時間あたりの価値を上げようとするのが、
効率化です。

 

しかし、先程も言ったように時間とは平等であり、
平等である以上限界があります。

 

どれだけ効率よく作業を行えたとしても、
2倍の価値を生み出すことすら難しく、
10倍ともなればほぼ不可能なわけです。

 

反対に、レバレッジには限界がありません。

 

1時間で何をするかではなく何を生み出すか、
というのがレバレッジの基本的な考え方なので、
方法さえ知っていればいくらでも価値をあげられるのが、
レバレッジという考え方なのです。

 

レバレッジをかける方法

 

ここまでレバレッジの基本的な考え方や、
効率化との違いなどについてお話してきました。

 

ここからは、レバレッジのかけ方について、
お話していこうと思います。

 

レバレッジのかけ方には大きく分けて2つあります。

 

  1. 自分が作業しなくても良い状況を作る
  2. 生み出せる価値を最大化する

 

この2つです。

 

1つずつ詳しく説明していきます。

 

自分が作業しなくても良い状況を作る

 

1つめは自分が作業しなくても良い状況を作ることです。

 

要は、将来にわたって価値を生み出し続けるようなものを、
始めから作ればいいのです。

 

これを、仕組みを作るとか、自動化するとよく言います。

 

ちなみに、最初にネットビジネスでは、
稼げる人と稼げない人の差が大きいとお話しました。

 

その理由が、ネットビジネスでは、
この仕組み作りや自動化が、普通のビジネスと比べて簡単で、
稼げる人はその方法を知っているからです。

 

ネットビジネスで大きな金額を稼ぐ人は、
行った作業が将来にわたって、長い間価値を生み出し続ける。
そのような作業にだけ力を入れています。

 

逆に稼げない人は、その時その時にしか、
価値を生み出さないような作業しかしないため、
作業に対する価値がほとんど上がらないのです。

 

 

では、どうすれば長期的に価値を生み出し続ける作業をおこなえるかですが、
必要なのはたった1つ。

 

している作業がもたらす結果がわかっていることです。

 

自分がしている作業、それによって生み出されるものが、
どのような結果をもたらすのかがわかっていれば良いのです。

 

先程ブログ記事をアウトソーシングで依頼する例でお話しましたが、
1000円で記事作成を依頼する人は、作成してもらった記事が、
1000円以上の価値を生み出すことを理解しているから依頼できる。

 

1つのブログ記事がもたらす結果がわかっているということです。

 

つまり、1000円で1記事ブログを作成すればそれ以上の価値をもたらす
仕組を作っている、持っているということです。

 

結果がわかっているから、依頼する、外注するという作業を行い、
外注するのに費やしたお金や時間以上の価値を生み出すことができます。

 

しかも自分は外注し、お金を支払うという
作業だけしか行ってないにもかかわらずです。

 

他にも単純作業などはITツールに任せるなど、
自分がしなくてもよい作業を、する必要が無い状況を作る
という方法もあります。

 

これが、1つめの自分が作業しなくても良い状況を作る。

 

結果を理解し、仕組を持つということです。

 

生み出せる価値を最大化する

 

2つめは生み出せる価値を最大化することです。

 

これに関してはやることは単純で、
自分をひたすら成長させることです。

 

最初の方で1000円で記事を作成している人が、
その記事で1000円以上を生み出す方法を知れば、
それを自分で実践することで1000円以上の価値を
生み出せるというお話をしましたよね。

 

では、その方法を知るにはどうすればよいのかというと、
勉強するしかありません。

 

知識を仕入れる、スキルを磨く、経験をつむ。
自分を成長させることで、生み出すものの価値を上げていくのです

 

ネットビジネスは個人の参入に対するハードルが低いため、
副業やお小遣い稼ぎ程度でなんとなく始めるという人も多いという特徴があります。

 

ですが、ネット"ビジネス"もビジネスなので、
やはりある程度の知識やスキルが必要です。

 

勉強し自分を成長させるという考え方がなければ、
やはり大きな成果は上がらないでしょう。

 

単純で地道なことではありますが、
やはりこれが1番の方法。

 

1番の近道です。

 

レバレッジを活用したいなら時給で働くのはやめよう

 

 

今回、レバレッジについてなるべくわかりやすくお話するために、
あえて時給という言葉を使いました。

 

ですが、レバレッジをかけたいなら、
時給、時間によって得られる対価という考え方を、
まずは捨てなければなりません。

 

ネットビジネスに限らず、ビジネスの全ては、
いかに価値を与えられるかで決まります。

 

そこに時間は関係ありません。

 

10年かけたからといって価値あるものを生み出せるとは限りません。
1年しかかけてないからといって、価値あるものを生み出せないとも限りません。

 

大切なのはどれだけやったかという時間ではなく、
どれだけ価値を生み出せたかという結果です。

 

これから先、ネットビジネスで長く稼ぎたいと思うなら、
何をするかではなく、何を生み出すかを常に意識してほしいと思います。

 

 

では、今回はここまでです。

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