どんな人の中にも必ずある神話を理解し活用する方法
【記事執筆者】水川健人
コピーライター・マーケター。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

神話と聞くと宗教的なものを感じて、
忌避感を覚えることもあるかもしれません。

 

なのではじめにはっきりお話しておきますが、
この記事における神話とはそういうものではなく、
僕があるものをさしてそう呼んでいるだけです。

 

人は誰でも神話と呼べるものを自分の中に持っていて、
それはあらゆるもの、人生そのものに、
大きく関わり続けています。

 

今この瞬間も。

 

ですから、この神話について理解しているのといないのでは、
特定の分野で成果を出したいという狭い目的はもちろん、
人生を豊かに過ごすみたいな大きな目的にも影響を与えるのです。

 

なので、今回は誰もが持つ神話とは何か?
それがどのように自分に関わっているのか?

 

そして、神話を活用して物事を良い方向に進めるには、
どのような考え方をすればよいのか?

 

そんなテーマでお話していこうと思います。

 

誰もが持っている神話とは何か

 

では、神話とは何か?

 

先に概要からお話すると人がある時点で思考を停止し、
全てを無条件で受け入れ信じこむ基準

 

これを神から話でも聞いたかのように、
全てを受け入れる境界線という意味で、
僕は神話と呼んでいます。

 

と言われてもいまいちピンとこないかもしれませんが、
まず人はあらゆる決断を不完全な状態でおこなっています。

 

ある決断をくだすために必要となる情報や経験などを、
すべて得ることは不可能だからです。

 

仮にできるとすればその人は失敗や後悔を一切しない。

 

そんな人生を送ることができるのでしょうが、
実際にはそんな人はいませんよね。

 

誰でも大なり小なり失敗や後悔をすることがあって、
であるならばそれはその行動を良い結果に導くために、
必要な何かが欠けて不完全だった。

 

であるにも関わらず決断をくだしたということなのです。

 

これは経済活動、買い物なんかを考えてもらうと、
けっこうわかりやすかったりします。

 

人間心理を加味した経済学を行動経済学というのですが、
行動が付く前にはエコンという合理的な経済人と呼ばれる、
取引に必要な全てのものを持っている。

 

そして常に合理的に決断できる存在が想定されていた。

 

例えば誰かが何かを買いたいと思った時に、
それが自分にどれぐらいメリットがあるかについて、
あますことなく必要な情報を持っている。

 

それを元に最適な決断をくだせる人がエコンです。

 

なので、行動経済学が発展する以前の経済学って、
取引が失敗することが想定されてないんですよ。

 

人間は心理等に左右されず常に合理的な選択ができて、
しかも必要な情報や経験を必ず持っている。

 

そんな状態が想定されていたのですが、
実際にはそうじゃないですよね。

 

先に話したように人は何かを決断するために、
必要な情報や経験を全て得られることはない。

 

買い物にしても買いたいと思っている商品などの質、
それを提供している人や企業の対応の仕方、
それを実際に手にした時の自分の満足感。

 

どれ1つとっても完全に把握することはできませんし、
加えて感情というコントロールが難しいものもある。

 

僕も衝動買いとかして実際に商品が届いたら、
思ったほど良いなと思えなくて落ち込んだこともあるし、
あなたもおそらくそういう経験があると思うんですよ。

 

そうなったのはその買い物を最高のものとするために、
必要なものがない状態で買うという決断をしたからです。

 

逆に買わないという決断をしたんだけど、
後からほしいと思うこともないですか?

 

これも買わないという決断をするのに必要なものが、
不完全であるにも関わらず決断したからおこること。

 

これは不完全であると意識していたかどうかに関係なく、
その決断時には最良の判断だったと思っていたということ。

 

この不完全だけど何かしらの決断をするという時に、
それは正しい、最良だと思考を完全に停止して、
思い信じ込む何らかの基準

 

それが神話です。

 

神話を持たないと人はまともに生きられない

 

で、最初にもお話したように神話は誰でも持っています。

 

どんな人もどこかで思考停止して何かを信じ込み、
不完全ながら決断をするという状態になるのです。

 

もしかしたら自分はそんなことはない、
常に思考して不完全でありつつも、
できる限り最善の決断をしている。

 

だから自分には無条件で何かを信じ込むような、
神話なんて基準を持ってはいない。

 

そう思うこともあるかもしれませんが、
それはないと断言しても良いです。

 

というのも、常に不完全なもので思考し続ける状態は、
答えのない問いを延々と考え続けるということ。

 

数学みたいに決まった答えが得られることはない状態で、
それでも、人は行動するために何かしらの決断をする。

 

決断するためにはどこかの時点で答えのない思考を停止し、
何かが正しい、最良だと信じ込むしかない。

 

ようは、神話とは人が行動するための軸であり、
理性と感情の葛藤を抑えるための緩衝材なのです。

 

ですから神話がないってことはまず軸がないので、
様々な情報や知識に常に翻弄され続けてしまい、
何も決断できず行動できなくなる。

 

あるいはどんなものも基準なく無条件で受け入れて、
流されるまま行動し続けるしかなくなるのです。

 

また、何が正しいかという基準がないのですから、
常にすべてを疑う、疑心暗鬼の状態から抜け出せない。

 

感情的なストレスにさらされ続けるってことです。

 

そんな状態ではまともに生きていけないんですよ。

 

ですから、人は自分の間違いを認めたりすること、
つまりは思考や価値観の転換というのが難しい。

 

転換するというのはこれまでの生き方を否定し、
新たな生を一からはじめるのとほぼ同じだからです。

 

いろいろとお話してきましたがようは、
生きていて何かしらの行動ができること自体が、
自分だけの軸を中心に不完全な状態であっても決断できる

 

そんな要素、すなわち神話持っているということの証なのです。

 

神話とはどういうものであるのか

 

では、ここからは神話とは実際どういうものなのか?

 

もっと具体的な部分を掘り下げて、
詳しくお話していこと思います。

 

まず、神話に決まった形はなく人によって様々で、
法や常識、価値観、伝統、宗教、科学などなどある。

 

ちなみに、本来の意味の神話も何かを信じ込む基準という意味では、
この記事でお話する神話の一形態であるとも言える。

 

例えば日本には八百万の神という神話があります。

 

世の中のあらゆるものには神が宿るという考え方ですが、
これは災害大国と呼ばれるほど自然災害が頻発する、
自然の猛威によって生活が左右される事が多い。

 

今でこそインフラや技術の発達によって、
被害を少なくすることも可能になりましたが、
昔は生活の基盤が完全に破壊される。

 

そんな事態も少なくはなかった環境の中で、
それでも精神的な安定を保ち生きていくために、
あらゆるものには神が宿る。

 

そうなったのには意味があると思い信じることは、
困難を乗り越えて前に進んでいくために、
必要なことだったと考えられる。

 

と、少し話がそれましたが本来の神話のような物語や、
単純な要素などあらゆる形態の神話があるということです。

 

そして、神話には個人、社会という側面と、
意識、無意識という側面の4つの要素があり、
組み合わさって以下のような4つの領域を作ります。

 

意識無意識
個人個人意識的神話個人無意識的神話
社会社会意識的神話社会無意識的神話

 

まとめると人は様々な形の神話を持っていますが、
それは大きく分けると以下の4つの領域にわけられる。

 

  1. 個人意識的神話
  2. 個人無意識的神話
  3. 社会意識的神話
  4. 社会無意識的神話

 

で、この4つには強弱があって基本的には、
下にいくほど影響力が高くなっていきます。

 

つまり個人意識的神話がもっとも弱くて、
社会無意識的神話がもっとも強くなる傾向にある。

 

では、4つの神話の領域について1つずつ解説していきましょう。

 

個人意識的神話

 

個人意識的神話は理性的、合理的神話と言い換えても良い。

 

ある人個人が生きていく中で学び得た知識や、
積んできた様々な経験。

 

そういったものを元に意識して考えることによって、
ようは思考を中心にして形作られる神話です。

 

ですから個人意識的な神話はべき論とか、
ルールの必要性みたいな形になることが多い。

 

人は、社会は、世界はどんな状態であるべきかとか、
絶対に正しく従う必要のあるルールとか。

 

こんな感じの発言をする人は個人意識的神話を元にして、
発言や行動をしていることが多いですね。

 

後は科学的とか論理的などの言葉を使う人も多いです。

 

ちなみに、感情も個人意識的神話の領域に入ることがあります。

 

自分が感情の影響を強く受ける傾向にあると意識し自覚していて、
そのうえで受け入れているのであればそれは意識的な領域です。

 

例えば好き嫌いで物事を判別する傾向にあるけど、
それでいいと自分で考えている場合などです。

 

逆に科学的とか論理的みたいな言葉を使っていても、
見せかけだけで本当は違う場合のこともあります。

 

例えば科学的にという言葉を使う時に、
きちんとその根拠となる論文とかを読んで、
研究方法とかデータの集め方なんかを見る。

 

それを自分なりにできるだけ精査してみて、
納得したうえで科学的にという言葉を使うなら、
それは個人意識的領域の神話です。

 

ですが、どこかの学者とかが言っている言葉を、
そのまま鵜呑みにしてオウム返しするだけみたいな場合。

 

後にお話する個人無意識的神話である可能性が高いので、
見せかけの場合もあるということは覚えておいてください。

 

個人無意識的神話

 

個人無意識的な神話は感情的、習慣的神話とも呼べるもの。

 

無意識という個人が人生の中で受けたあらゆる影響を蓄積した、
また身体的な構造やそれによる精神的な傾向などを加味した、
人が意識できないあらゆるものを元にして生まれるもの。

 

それが個人無意識的神話です。

 

なので、この領域の神話は自覚できない場合が多く、
ゆえに把握することもまた難しいもの。

 

ですが、間違いなくあらゆる意思決定や決断、
それによって生まれる行動に大きく影響を与えています。

 

なので、この部分をきちんと把握しようとつとめて、
受け入れてコントロールしようと意識するだけでも、
あらゆる決断を良い方向に導きやすくなりますよ。

 

じゃあ、この領域での決断はどんな形をとりやすいかですが、
やはりわかりやすいのが感情的なものですね。

 

意識的神話は思考を中心にして形作られるので、
根拠とか論理を大事にする神話になりやすい。

 

ですが、無意識的神話はそういうものはあまり影響されず、
好きか嫌いかみたいなものを大事にする形になりやすいです。

 

なので、やらなくちゃいけないとわかってるのに、
なんとなくやる気が出なくて後回しにしてしまうとかは、
個人無意識的神話に強く影響されていると考えていいでしょう。

 

習慣とかもそうです。

 

あなたも毎朝の準備とか食事とかなんでもいいですが、
何かしら習慣化し考えずにしてる行動があると思います。

 

じゃあなぜその行動をしているのかと聞かれれば、
おそらくですが理由を明確に説明できないと思うのです。

 

このような理由がはっきりしないけど長年続けてきた習慣も、
個人無意識的神話の一例です。

 

後は、先に話した見せかけの個人意識的神話。

 

科学的というのも意識的な思考が入る余地がなく、
ただ頭から受け入れるだけであるならば、
それは個人無意識的神話です。

 

そもそも科学って正しいことが前提のものじゃなく、
むしろ間違っていることが前提のものなんですよ。

 

現時点で観測できるデータやそこから生まれた仮説の中で、
もっとも信憑性のあるものが科学的に証明されたということ。

 

だけど、科学技術等の発展などで新た事実が発見された時、
その仮説が覆されることも当然ありうる。

 

ですから、その間違った仮説をまた更新していきながら、
徐々に正解に近づけていくというのが科学の世界の考え方です。

 

なので、科学的な証明はあくまでも現時点で、
もっとも信憑性の高いものという意味であって、
正しいことが保証されているという意味ではありません。

 

それを科学的に証明されているから正しいというのは、
宗教を根拠なく受け入れることと本質的には変わらない。

 

個人無意識的領域の常識とか思い込み、感情、
信仰などの神話であるということです。

 

このあたりの見極めは大事になってくるので、
意識してみてもらえればと思います。

 

社会意識的神話

 

ここからは個人ではなく社会が中心になる。

 

で、先にも話しましたが基本的には個人的神話より、
社会的神話の領域の方が影響力が強いです。

 

例えば多数派に人は大きく影響されますよね。

 

自分では違う意見とかを持っていたとしても、
周りが全員正しいと考えていたとすれば、
自分もそれが正しいと思いこんでいくみたいに。

 

実際に心理学の分野でそういう実験とかもされてて、
多数派に迎合しやすいという結果も出てきている。

 

中には多数派とは違う意見を持って公言する人もいますが、
これは大抵の場合少数派でありたいというもの。

 

多数派でありたくないという価値観などが中心に合って、
本質的には多数派である社会の価値観の影響を受けているので、
社会的神話のほうが影響力が高いということに変わりありません。

 

本当の意味で多数派に流されず自分の意見を持っている人は、
多数派少数派関係なく一貫した言動をとります。

 

なので、言動が少数派だったとしてもその人の中で、
個人的な神話の方が強いとも限らない。

 

このことは覚えておくと神話の把握に役立ちますよ。

 

では、社会意識的神話とはどういうものか?

 

個人が個人として持つものではなく社会の構成員として、
持つべきと考えられている一定の規範のようなものです。

 

例えば法は社会意識的神話そのものなんですよ。

 

法律って完全なものでないので更新とかもされるのですが、
社会をスムーズに回していくために必要なものとして、
社会の構成員として受け入れている規範となっている。

 

ですから、法を破ることは悪だと基本考えられていて、
大抵の人はきちんと守るという状況が作られるわけです。

 

逆に言えば社会意識的神話が弱い状況になると、
その社会からは安定性が失われる。

 

ようは無秩序状態になってしまいます。

 

なので、ある程度安定した社会では何らかの社会意識的神話が、
個人の中にきちんと形作られてると言えるでしょう。

 

社会無意識的神話

 

もっとも強く個人に影響を与える傾向にあるのが、
社会無意識的神話です。

 

心理学では集合的無意識、日本では空気などと呼ばれていて、
一度形成されると個人的神話や社会意識的神話すら押しのけ、
個人の決断や行動に大きな影響を及ぼします。

 

例えば日本でも新型コロナによって、
様々な生活様式の変化がありましたが、
その中でもマスクの着用。

 

これは社会無意識的神話の力を表した良い例だと思います。

 

今では大抵の人が外出する際に特に意識することなく、
マスクを手にとって着用することでしょう。

 

ですが、マスクをつけることにどんな効果があるのか、
どのような恩恵をもたらすのかをきちんと理解していて、
自分で納得してつけている人がどのぐらいいるでしょうか?

 

ほとんどの人は周りの大半がマスクをつけているとか、
テレビとかでつけてない人がクローズアップされてるとか。

 

つけてない人の方がおかしいみたいな空気に逆らえず、
いつの間にか習慣になったみたいな場合が多いと思うんですよ。

 

ようは実際に効果があるかどうかを重要視しているのではなく、
空気がそうだから正しい行動だとして身についてしまう。

 

このような効果等の論理的な根拠や原因がなくとも、
社会に広がり逆らい難い影響を与える要素が、
社会無意識的神話です。

 

4つの神話の領域に共通する一定のルール

 

ここまで4つの神話の領域について、
特徴などについてお話してきました。

 

先にも話したように神話には様々な形がありますが、
上記4つの領域のどこかに属することになり、
どこに属するかによって影響力も変わってくる。

 

どこに属するかや影響力の強弱には一定のルールがあり、
ここからはそのことについてお話していこうと思います。

 

先にも話しましたが、

 

  1. 個人意識的神話
  2. 個人無意識的神話
  3. 社会意識的神話
  4. 社会無意識的神話

 

影響力の強さは上から徐々に強くなっていく。

 

社会的な領域は個人的な領域より強くなり、
その中で無意識は意識よりも強くなる。

 

この傾向があるということを覚えておいてください。

 

これは人間の脳の仕組みゆえのものです。

 

基本的に人は社会に従いやすくなる心理傾向を生む。

 

そして意識よりも無意識のほうが早く、
強く意思決定する脳を持っているのです。

 

そんな仕組みを基盤として以下の2つのルールに従って、
神話はそれぞれの領域にわけられます。

 

  1. 1つの領域に矛盾した神話は共存しない
  2. 別々の領域に矛盾する神話は共存し、
    影響力の強さによって統合される

 

まず、1つの領域に矛盾した神話は共存しません。

 

例えば個人意識的神話で誠実であることが良いという神話と、
自分の利益のためなら誠実でなくとも良いという神話。

 

このような矛盾する神話が同領域に共存することはないのです。

 

ですが、別々の領域であれば共存します。

 

誠実なのが良いと個人意識的神話領域に持っていて、
誠実じゃなくても良いと個人無意識的神話領域に持つ。

 

そんな状態がありえるということです。

 

ですが、このような状態は行動と思考にズレを生み、
精神に多大なストレスを与えてしまう。

 

なので、そんな状態を解消するために大抵の場合、
影響力の強い神話領域が弱い領域を統合し変化させます。

 

先の例の場合なら個人無意識的神話領域のほうが、
影響力が強い傾向にある。

 

なので、誠実じゃないことが良いという神話と、
それによる行動を意識が正当化するようになって、
個人意識的神話領域も誠実じゃなくて良いという神話を持つ。

 

そのような状態になっていくということです。

 

以上のようなルールは覚えておいてください。

 

神話や領域はあくまでも傾向である

 

最後に神話やそれぞれの領域はあくまでも傾向であり、
絶対ではないということは必ず意識しておいてください

 

ここまで話してきた神話のルールなどに、
自分や他人の言動を当てはめてみる。

 

そうするとけっこういろんな側面が見えてきて、
それにともなってそういう人間なんだと、
決めつけてしまうようなことをしてしまいがちになる。

 

ですが、神話やルールはあくまでも傾向であり絶対ではないです。

 

先に話した影響力や意識より無意識のほうが強いというルールも、
あくまでも傾向であって絶対ではない。

 

人によっては意識的な働きのほうが強い、
いわゆる意思の強い人もいるのです。

 

例えば整体師の野口晴哉という方が、
体癖と呼ばれる理論を開発しています。

 

整体師として数多くの人の体に触れてきた経験から、
身体構造等やそれによる体の使い方などで、
人それぞれ思考傾向などがあることを発見した。

 

それを10種にわけて解説するものです。

 

その中の1種は思考力が強く逆に感情的な影響が弱い、
論理的で規範やルールを好むタイプだと言われています。

 

ですからそういう人は個人意識的、無意識的神話領域のズレを、
意識側に統合していって変化させやすい特徴であると言える。

 

また、社会的な意見や空気などに流されることなく、
きちんと自分自身の考えや価値観を持ち、
それによる行動をつらぬけるような人もいる。

 

なので、神話を人を決めつけるものとして使うことも、
変化しないことの理由として使うこともしないでほしい。

 

あくまでも意思決定の傾向を把握するためのもの、
把握してより良い方向に自分を導くきっかけ。

 

そのように捉えてほしいと思います。

 

神話を活用する方法

 

ここまで神話についてお話してきましたので、
最後にこれをどのように活用するかについて、
ヒントになりそうなことをお話していきます。

 

繰り返しになりますが神話はあくまでも傾向であり、
何かを決定づけるものじゃない。

 

神話を活用するにはこの考え方は不可欠なので、
必ず意識しておいてください。

 

で、神話は基本的に自分自身の行動の基準を明らかにし、
望む変化をもたらすためのきっかけとするものです

 

なので、自分のおこなっている日々の行動、
その行動をおこす過程でしている思考や決断の基準。

 

ようは神話を1度紙でもなんでもいいので、
記録してみてほしいんですよ。

 

そしたら、先に話した4つの領域にそれらを当てはめて、
自分はどのような神話を通して決断し行動しているのか?

 

どのような神話の影響力が強い傾向にあるのか?

 

主な神話のルールに沿っているのか?
それとも何かしら違う傾向があるのか?

 

そういうのを把握してみてほしいのです。

 

それができれば、例えば自分が何かしらで成功したい時に、
どのような神話がその助けになるか、逆にならないか。

 

ならない神話をどのようなものに変えていければ、
成功の助けになるのか。

 

変えるのを困難にする神話あるか?

 

そういったことが明確になってきて、
どのように行動すればよいかなどが、
自然と明らかになってくる。

 

こんな感じで自分自身を理解するための、
1つの型として使うのが神話の主な使い方。

 

後は他人に適用するのも使い方次第ではありです。

 

例えば短い時間で相手のことをある程度理解して、
何らかの決断をくださなければならない状況なら、
神話に当てはめ短時間である程度傾向は把握できる。

 

決断の役に立つでしょう。

 

ただ、大事なので何度でも繰り返しますが、
神話や領域はあくまでも傾向です。

 

ですから、ある程度の期間接点を持てるような状況なら、
神話を使った短時間での印象の決めつけが、
後の関係構築に悪影響を及ぼす場合もあります。

 

なので、自分以外に使う時は気をつけて活用してください。

 

神話を持つことから作ることへの意識の転換が大事

 

最初に話したように神話は誰でも持っていますが、
それを意識している人はほとんどいない。

 

それは大半の人が神話を持たされているからです。

 

例えば個人無意識の領域にある神話は、
幼少期の経験などが形成に強く影響しています。

 

まだ精神や価値観、思考形式が定まってない、
変化しやすい時期だからです。

 

そういう時期に形成された神話は成長し、
大人になっても影響を与え続けるのですが、
その元となる記憶などは曖昧になる。

 

後には神話だけが残るので自分では自覚しにくく、
一方的に影響を与えられるだけになってしまう。

 

そんな状況では自分の行動をコントロールできませんし、
望む成功を納めるための障害にもなってしまう。

 

なので、神話を作るという意識を持ってほしい。

 

そのためには自分は神話を持っていて、
それに影響されているということを、
自覚し受け入れることが大事なのです。

 

それさえできればここまでお話してきた、
4つの領域やルールに沿って、
自分の神話を明らかにしていく。

 

そして、自分にとって必要な神話を形作っていく、
そのためにどういう行動をすればよいかということが、
自然とわかってくるでしょう。

 

繰り返しになりますが完璧で何の失敗も後悔もすることのない。

 

まるで未来を見通せるような存在でもない限りは、
あなたにもどんな人にも神話はある。

 

その事実を否定することはできませんが、
受け入れればそれを活用していく道はある。

 

より良い人生を送っていくための力になるので、
ぜひ意識して活用してみてもらえればと思います。

 

 

では、今回はここまでです。

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