脳の機能

どうも、コピーライターの水川です。

 

ビジネスに限らずあらゆる分野で共通するものとして、
モチベーション維持の難しさというのがあります。

 

達成したい目標や目的は確かにあるのに、
そのために行動し続けることができない。

 

どうしてもモチベーションが続かない。

 

この記事を開いてくれたということは、
そのような悩みがあるのだと思います。

 

今回はそんなモチベーション維持の悩みを解決する方法を、
人間の脳の仕組みという観点からお話ししていきます。

 

モチベーションを司る脳の2つの機能

 

ではまず、モチベーションを司る脳の2つの部位について、
詳しくお話しします。

 

脳にはモチベーションを司る部位が2つあり、
その特徴を知ることがモチベーション維持をするうえで、
欠かなせない要素となるのです。

 

その部位とは上側頭溝(じょうそくとうこう)と側坐核(ぞくざかく)といいます。

 

この2つの部位は人が行動する際のモチベーションを生み出し、
またモチベーションの種類によって活動する部位が違うのです。

 

加えて、この2つの部位が両方同時に活動することはありません

 

上側頭溝が活動するなら側坐核が活動することはなく、
側坐核が活動するなら上側頭溝が活動することはないということですね。

 

では、2つの部位がどのようなモチベーションを生み出すのか、
詳しく解説していきましょう。

 

上側頭溝とは

 

上側頭溝とは他者との関わり合いの中で活発になる部位であり、
博愛中枢と呼ばれることもある部位です。

 

他者を理解したい、かかわりたい、強い関係を結びたいなど、
他人を中心に考える時に活動する部位になります。

 

そして、この部位が活発に活動する時の行動は、
基本的に相手を中心に考えられた行動になる。

 

つまり、利他的なモチベーションを司るのが上側頭溝です

 

また、上側頭溝の特徴には活発に活動するために、
強い動機などは必要ないというものがあります。

 

一気に高まったりはしませんが人のために行動しようと思えば活発になり、
長期間モチベーションを維持できるようになるのです。

 

側坐核とは

 

側坐核とは金銭などのわかりやすい報酬や、
興奮したりする際に活発になる部位。

 

一般的には「快楽中枢」と呼ばれることが多く、
こちらの名前なら知っているかもしれません。

 

この部位が活発に活動する際の行動は、
基本的に自分の利を中心に考えられる。

 

つまり、利己的なモチベーションを司るのが側坐核です

 

側坐核の特徴は非常に強いモチベーションになりえますが、
慣れてしまうとどんどん反応が鈍くなるということ。

 

例えば、バイトでも何でも良いのですが労働の対価として、
はじめて金銭を報酬として受けとったときのことを、
少し思い出してみてください。

 

はじめての報酬を受け取った時はその金額に関わらず、
嬉しいなどポジティブに感じたのではないですか?

 

ですが、繰り返し同じように報酬を受け取っていると、
徐々にそれだけではポジティブに感じられない。

 

受け取るのが当たり前みたいになってきたのではないかと思います。

 

ようは、金銭を報酬として受け取るということに対して、
側坐核が慣れてしまい活発に活動しにくくなった。

 

その結果モチベーションを生み出さなくなっていくのです。

 

ようは利己的なモチベーションというのは爆発力はあるけど、
持続力はないということですね。

 

 

ちなみに、金銭的な報酬は側坐核を刺激するのですが、
これは薬物で得られる刺激と同じようなものであると言われています。
参考元:日本医科大学医学界雑誌第14巻第3号

 

薬物っていうのは側坐核、快楽中枢を刺激して、
強制的に満足感や幸福感を生み出すものであり、
最初は少量でもすごい効果を発揮する。

 

ですが、繰り返し使うと効果が薄れていき、
少量では満足できなくなっていき、
最終的には依存症になります。

 

金銭的な報酬もそれと同じようなもので、
はじめは少量でも満足できるけど、
徐々に効果は薄れていくのです。

 

ようは、金銭的な欲求などの側坐核を刺激するものは、
薬物と同じように依存の危険があり、
また際限なく膨らんでいくもの。

 

人の欲望は限りないなどとよく言われますが、
これは脳の機能の特徴が原因なのだと考えられますね。

 

上側頭溝は側坐核より弱い

 

ここまで上側頭溝と側坐核についてお話ししてきましたが、
2つの部位について覚えておいてほしい特徴がもう1つあります。

 

それは、基本的に上側頭溝は側坐核より弱いという特徴です。

 

利他的なメリット、他人や社会のためになる行動と、
利己的なメリット、自分の(快楽の)ためになる行動。

 

2つのメリットが1つの行動にかかっている時は、
基本的に利己的なメリットを中心に行動するようになる

 

はじめは人のために動いていたけどお金や権力を得た途端に、
まるで人が変わったようになるというのはよく聞く話しですが、
これはこの2つの部位の優劣が関係している可能性が高いのですね。

 

以上がモチベーションを司る脳の2つの部位とその特徴になります。

 

脳の2つの機能からわかるモチベーション維持の方法

 

ここまでモチベーションを司る脳の2つの部位と、
その特徴についてお話ししてきました。

 

以上をふまえたうえで人のモチベーションの特徴をまとめると、
以下のようになります。

 

  • モチベーションには利己的と利他的がある
  • 利己的と利他的なモチベーションは同時に機能しない
  • 利己的なモチベーションは強力だが持続力がない
  • 利他的なモチベーションは持続力がある

 

ようは、利己的なモチベーションは瞬発力があり、
瞬間的、短期的な行動には向いている。

 

だけど、長期的な行動には向かない。

 

逆に利他的なモチベーションは瞬発力がないので、
短期的な爆発力を期待するには向かない。

 

だけど、長期的にモチベーションを維持するのには向いているのです。

 

なので、利己的な欲求を目標や目的にしてしまうと、
短期的には活力に満ち溢れた状態で行動できますが、
長期的にはモチベーションを維持できません。

 

短期的な目標や目的達成に向いているのが、
利己的なモチベーションになります

 

なのでもし、短期的な目標や目的を達成したいのなら、
利己的な動機付けで一気に駆け抜けるのが良いです。

 

また、もし利己的なモチベーションを長期間維持しようと思ったら、
新しい刺激となる目的や目標を常に用意し続ける必要がありますね。

 

 

逆に利他的な目的や目標の場合は特に意識しなくても、
長期的にモチベーションを維持し続けてくれます。

 

長期的な目標や目的達成に向いているのが、
利他的なモチベーションです

 

なのでもし、長期的な目標や目的を達成したくて、
長期間のモチベーション維持を行いたい場合。

 

その目標や目的はいかに他人、あるいは社会のために、
有益な影響をもたらすのか。

 

そういったことをはっきりさせてから行動に移ると良いです。

 

ただ、1つだけ気をつけてほしいのは、
先ほどお話ししましたが上側頭溝は、
側坐核より弱いという特徴があります。

 

なので、大きな報酬や強い欲求を満たす可能性のような刺激を受けると、
側坐核が優勢になってモチベーションが歪められてしまう。

 

そうするとモチベーション維持に支障が出るので、
どれだけ他の要素に惑わされず利他的な初志を貫徹できるかが、
長期間のモチベーション維持の鍵になりますね。

 

以上がモチベーション維持の方法になります。

 

人のために何かをするという意志が最高のモチベーション

 

今回、脳の2つの機能からモチベーションの特徴、
維持の方法などについていろいろお話ししてきましたが、
ようは人は自分のためじゃなく他人のためのほうが力を発揮するのです。

 

利己的、自分だけの益を追求するだけでは、
人は長期間活動できないのですね。

 

もちろん、利己的な欲求が大きな、かつ長期間続く、
そんなモチベーションとなる場合もあります。

 

例えば日常生活を送ることすら難しいというような場合は、
まずは自分の生活を安定させることを第1に考えるのが普通で、
それが大きなモチベーションとなるでしょう。

 

ですが、ある程度まで自分の欲求が満たされると、
いずれ利己的な欲求ではモチベーションを維持できなくなるのです。

 

そうなると自然に人の意識は自分の外、他人や社会などに貢献したい、
認められたいという方向に向く。

 

これを、心理学者のアブラハム・マズローは、
欲求の5段階説という形で表していたりします。

 

なので、もしモチベーション維持が難しいというのであれば、
まずは自分の目標や目的がいかに他人や社会のためになるか?

 

自分は行動を通してどのような人の力になりたいのか?
なぜそのような人の力になりたいのか?

 

このようなことを1度考えて、明確に言葉にしてみてください。

 

そうして生まれた利他的な要素が、
モチベーション維持につながると思いますよ。

 

 

では、今回はここまでです。

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