富は有限ではなく無限であることを知れば、自然と富は引き寄せられる
【記事執筆者】水川健人
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

この世の富は有限であるというのが、多くの人が富にたいして持っている、
一般的な印象でしょう。

 

富、ここではストレートにお金のことですが、
富は有限であり、使えば減るものであり、
ゆえに勝ち取るものである。

 

中には詐欺や、それに似たような手法を使って、
奪うようなやり方で富を増やそうと思う人もいます。

 

ですが、まずはっきりと断言しておきましょう。

 

この世の富は無限であり、使ってなくなるものではなく、
勝ち取るのではなく分け合うことで自然と増えるものです。

 

そして、有限であると考えれば考えてしまうほど、
富を遠ざけることになります。

 

現在(2019年6月6日時点)は一般的に不況と呼ばれ、
多くの人が貧困に悩まされている時代。

 

ですが、この世の富は無限であることを多くの人が知り、
また多くの人がしれば知るほど現状は改善されていくので、
今回はこのことについてお話ししていこうと思います。

 

この世の富は無限であるとはどういうことか

 

ではさっそく、今回の主題であるこの世の富は無限である、
これはどういうことなのかについてお話ししていきましょう。

 

結論から先にいうと、この世の富は無限であるというのは、
富は循環するものであるがゆえに、尽きることはないということ

 

ちなみに、これは精神論的なお話しではなく、
経済の仕組みのお話しです。

 

と言われてもいまいち意味がわからないと思いますので、
1つ例え話しをしましょう。

 

もし、この世界に3人しか人がいなかったらというお話しです。

 

この3人はそれぞれ環境の変化に対応するための衣、
命を維持するための食、自然の猛威から身を守る住。

 

ようは衣・食・住の1つを提供する技術をそれぞれが持っていますが、
それ単体だけでは人は生きていくことができません。

 

この3人はそれぞれが持つ技術を提供し合うことでしか、
この世界で生きていくすべがないということです。

 

なので、お互いがお互いに技術を提供し合うことにするのですが、
この3つの技術は価値の重さや提供頻度がバラバラで見えにくい。

 

例えば住は1度目の住居の作成は材料も多く必要で大変ですが、
1度作ってしまえばたまにメンテナンスする程度で良くなります。

 

つまり、提供頻度は少ないけど1度の価値が重い。

 

逆に食は1度の価値はそこまで重くないけど、
食べることは毎日必要なので提供頻度が多くなります。

 

このように、どれも必要だけど価値の重さが一定でないものでは、
均等に提供し合うことは難しい。

 

なので、価値の重さを目に見えるものにするために、
3人はお金という概念を生み出しました。

 

3人の誰かが別の誰かの技術を必要とした場合、
お金を媒介にして技術を受け取れるようにする。

 

図にすると以下のようになります。

 

お金と技術の流れ
お金と技術の流れ

 

で、この流れを見てもらうと技術を提供して得たお金は、
別の技術を得るための糧となる。

 

お金は使えばなくなるわけではなく技術を提供する限り、
3人の間をめぐり続けているのがわかりますよね。

 

そして、これを億人規模で技術の種類を多様にしたのが、
現代の経済の流れなのです。

 

まあ実際は政府がお金を発行するというプロセスや、
時にはお金が消えるパターンもあり、もう少し複雑です。

 

ですが、基本的には技術の提供、ようは価値を提供することで、
お金が手元に来て、そのお金で別の価値を手に入れて、
そのお金は別の人の手元に行きます。

 

例えば、あなたがある人に価値を提供して報酬、お金を受け取ると、
そのお金はあなたの所得になる。

 

そして、あなたは別の人から価値を受け取り、
手に入れた所得から報酬としてお金を払う。

 

払われたお金はその別の人の所得となって、
別の人はさらに別の人から価値を受け取り、
その人の所得となってまた別の……。

 

と、このようにお金はめぐりめぐって、
またあなたが提供する価値に報酬が払われて、
あなたの手元に戻ってくるわけです。

 

このようなお金がスムーズに循環している状態を一般的に好景気、
国全体が裕福である状態を言います。

 

逆に現在の不景気という状態はお金がめぐってない状態。

 

将来に対する不安などが原因で人がなるべくお金を節約する、
使わないようになり、お金が循環しづらくなっている。

 

つまりは全体を流れるお金の総量が少なくなるということで、
少なくなるということは別の人に流れるはずのお金が減る。

 

減ってしまうとまた使うお金を節約せざる負えず、
だけど節約すると流れるお金が減り、また節約してまた減り……。

 

という悪循環におちいっているのが不景気の現状です。

 

つまり、日本が不景気で貧困層、富が手元に来ない人が増えているのは、
お金を使うからではなく、多くの人がお金を使わなないため、
お金のめぐりが悪くなっているからです

 

こうして言葉にしてみると当たり前のこと。

 

ようは、この世の富は無限であるけどその流れが悪いというのが、
不景気の正体ということになります。

 

ですが、ただ流れが悪いだけで、依然として富は常に無限にあるのです。

 

なぜ富は有限であり、減っていくように思えるのか

 

ではなぜ、多くの人は富は有限であり、減っていくように思えるのか?

 

それは、人は生きていくうえで必ず消費するからです。

 

先ほどお話しした衣・食・住は人が生活していく上で必須ですから、
必ずこの3つにお金を消費することになります。

 

現代では他にも光熱費やネット環境なども必要な人は必要ですし、
他にも様々なものに対してお金を消費しているでしょう。

 

そして、先ほど富とは無限であることをお話ししてきましたが、
それは価値を生み出していることが前提。

 

価値を生み出すとはようは労働、働くということで、
働くことで人はお金を手にする。

 

ですが、働いて価値を生み出すこと以上にお金を消費すれば、
当然ですがお金はなくなっていきます。

 

つまり、厳しいことを言うことになりますが、
もしお金がない、お金に困っているのなら、
それは単純に生み出す価値が消費以下である。

 

生み出す価値が少ない、少ない価値しか生み出せていないということ。

 

逆に言えば生み出す価値を多く大きくすることができれば、
引き寄せられる富みは大きくなるということです。

 

この世の富は無限であることを知り、富を引き寄せる方法

 

ここまで、この世の富は無限であるということ。

 

お金は循環するものであり、その流れが悪くなると、
人は貧困の悪循環にはまるということをお話ししてきました。

 

では、お金を使うようになればお金の流れがスムーズになり、
富が引き寄せられるのかというと、そういうわけではありません。

 

僕1人、あるいはあなた1人が明日から、
使うお金を増やしたとしても何も変わらないでしょう。

 

これは、どれだけ富を持っている人でも同じです。

 

お金の流れは国全体のことですから、
日本国民全体の意識が改革されない限り、
富の流れは良くなりません。

 

だから最初にもお話しした通りより多くの人がこのことを知ることで、
現状はゆるやかに改善されていくのです。

 

ですが、改善されていくのを待っていては、
どれだけかかるかわかりません。

 

もしかしたら数十年かかるかもしれないし、
生きているうちには改善されないかもしれない。

 

ですが、例え富の流れが悪くても富を引き寄せる方法はありますので、
ここからはその方法についてお話ししていきましょう。

 

その方法とは以下の2つです。

 

  1. 消費を投資に変える
  2. 富の流れが良い場所に身を置く

 

消費を投資に変える

 

まず、誰でもできる方法が消費を投資に変えること。

 

そもそもお金の使い方には、消費と投資の2つがあります。

 

消費とは使うお金がそれによって生み出される価値を上回ることであり、
投資とは使うお金よりそれによって生み出される価値が上回ることです。

 

そして、先ほどお話ししたように多くの人は消費が多く、
生み出す価値が少ない。

 

なので、これを逆にする必要がある、消費ではなく投資することで、
生み出す価値を増やしていく必要があります。

 

では、具体的にどうすれば消費は投資になるのか?

 

基本的には以下の4ステップをこなすことで、
変えることができます。

 

  1. 何が自分の富を増やすのに直結するかを知る
  2. 使っているお金を消費と投資に振り分ける
  3. 絶対に必要な消費以外を削る
  4. 全力で必要なものに投資する

 

 

まず、何が自分の富を増やすのに直結するのかを知ることです。

 

自分はどのような価値を生み出して、
その対価として富、お金を得ているのか?

 

そして、その価値を生み出すために必要なものは何なのかを、
自分自身で把握しないことには投資も何もありません。

 

なので、これは必ずやっておきたいことです。

 

それができたら、次に自分が使っているお金の使いみちを、
消費と投資に振り分けていきます。

 

自分が生み出す価値に直結しているものが投資、
それ以外は全て消費です。

 

振り分けたらその後、絶対に必要な消費以外を削り、
余剰資金を先ほど明確にした価値に直結するもの。

 

例えば身体が価値を生み出すのに一番大切なら、
それに直結するものにお金を使うといった感じです。

 

と、いろいろお話ししてきましたが、
ようは無駄な消費を削って自己投資しようということです。

 

単純なことですがいちばん重要なことなので、
ぜひ実践してみてください。

 

富の流れが良い場所に身を置く

 

次の方法は、富の流れが良い場所に身を置くこと。

 

現在の日本は不景気、富の流れが悪いと先ほどお話ししましたが、
これは日本という国全体で見た場合です。

 

ですが、実際には富の流れというのは複数あります。

 

日本という国の大きな富の流れの中に、さらに複数の小さな富の流れがあり、
その小さな富の流れの中には悪いものもあれば良いものもあるのです。

 

そしてこれが貧富の差、富む人と貧しい人の両者が生まれる理由。

 

お金はあるところにはあるとよく言いますが、
このあるところというのがお金の流れが良い場所、
逆にないところというのが流れが悪い場所ということですね。

 

なので、もしこのお金の流れの良い場所で価値を生み出せるなら、
富むのはすごい簡単です。

 

では、どのような場所がお金の流れが良いのか?

 

具体的な例としては医療関系がそうです。

 

人は必ず怪我や病気をしそれを治す必要があるため、
医療という価値は必要不可欠でお金が流れやすい。

 

加えて医者になるには金銭的、技術的な面で高いハードルがあるため、
誰でも気軽になれるようなものではない。

 

つまりは、ライバルが少ないということです。

 

このように必ず必要であり、かつライバルが少ない価値は、
お金の流れが良く富みやすい。

 

他にも富裕層向け、あるいはBtoB(経営者向け)ビジネス。

 

こういった人は不必要なものにはとことんお金を使いませんが、
必要なものにはお金を使うのをいといません。

 

なので、もし質の高い価値を提供できるのであれば、
お金の流れが良い場所に身を置けるでしょう。

 

と、2つの具体例をお話ししましたが共通する点として、
ハードルがそれなりに高い。

 

どちらも価値を提供できるようになるには、
それなりの投資と努力が必要になるでしょう。

 

ようは、富を増やすのは正攻法、
より良い価値を提供できるようになるしかない。

 

それが、いちばんの近道ということです。

 

ただ、努力する場所を選ぶのは大事で、
お金の流れが悪いところでいくら努力しても、
富を引き寄せることはできません。

 

ここまで消費を投資に変えること、
富の流れが良い場所に身を置くこと。

 

この2つについてお話ししてきましたが、
この2つを組み合わせることがいちばんの方法。

 

富の流れが良い場所を選び、そこで価値を提供できるように、
できる限りの投資をすることが富を引き寄せる最適な方法です

 

価値を与えることに全力を注げば、無限の富の恩恵を受けられる

 

今回、この世の富は無限であるということ、
富を引き寄せるにはどうすればよいのかについて、
いろいろお話ししてきました。

 

そして、結局のところ結論はありきたりなもの、
価値を与えることに全力を注げということです。

 

多くの人はこれを精神論的な話しだと解釈することが多いですが、
実際は価値を与えるということは富の流れを良くし、
結果的に自分も富んでいくシステムに則った最適な方法。

 

なので、自分の価値を高め、生み出す価値を高めること。

 

そして、富の流れを循環させることをぜひ、
意識しながら行動してみてください。

 

そうすれば、この世の富は無限であるということを、
実感として得ることができる。

 

無限の富みの恩恵を最大限、受けることができるでしょう。

 

 

では、今回はここまでです。

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