
マーケター・思考設計士。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
ビジネスはもちろん、ひいては人生での成功においても、
思考力こそが最重要スキルであるというのが僕の考えです。
このサイトもビジネスで成功するために、
必要な思考力を身につけるという根幹を元に、
コンテンツを作成し続けています。
ですが、そもそも思考力って何なのかって、
いまいち曖昧な感じがするなと感じる人、
結構多いと思うんですよ。
どんな状態が思考力があるという状態なのか、
どうすればそういう状態まで高めていけるのか?
また、思考と一口に言っても意識的なものと無意識的なもの。
この2つの種類があってそれぞれ思考力の意味が変わるのですが、
この記事では意識的、能動的におこなえる思考力について、
高めるための大前提などについてお話していきます。
能動的な思考力とは
思考は、考えや思いを巡らせる行動であり、結論を導き出すなど何かしら一定の状態に達しようとする過程において、筋道や方法など模索する精神の活動である。広義には人間が持つ知的作用を総称する言葉、狭義では概念・判断・推理を行うことを指す。知的直感を含める場合もあるが、感性や意欲とは区別される。
思考を辞書的な言葉で解説すると以上のとおりです。
ようは、ある目標となる結論を実現するために、
その過程となる方法や筋道を考えることを思考といいます。
では、具体的にどのような流れで人は筋道や方法を考えるのか?
思考は思い考えると書きますが、思うとはすなわち、
何かを思うこと、思い浮かべること、思い馳せること。
ようは想像であり、人はものごとを想像して考えます。
そして想像とはわからないこと、見えないこと、
まだ起こらぬこと(未来)を思うことです。
つまり、未来というわからないものに対して、
ある過程からそれがもたらす結果をまでを想像し、
実際に体系立てて方法や筋道として確立すること。
すなわち、思考の正しい定義とは得たい未来に向かうために、
そこにつながる道を想像し、実際のものとして創造することです。
とは言われてもいまいちピンとこないかもしれませんが、
例えばあなたが何らかの悩みを解決したときのことを、
何でもいいので思い出してみてください。
その悩みを解決するためにいろいろ考えたと思いますが、
その際、こうすれば解決するんじゃないかと考えませんでしたか?
シュミレートしたと言っても良いですが、
このように行動したらこのような結果になる。
そんな感じで考えたのではないでしょうか?
ようは悩みが解決しているという未来に向けて、
必要だと思われる行動を想像し、
それを実際の行動プランとして確立した。
その時はそこまで厳密には考えてなくとも、
そんな流れで考えたのではないかと思います。
その流れが想像によって思考するということです。
とはいえ、想像による思考はあくまでも脳の一機能、
意識によっておこなわれる思考であり、
それが全てというわけではありません。
最初にも少しお話したように思考には無意識的なものもある。
能動的にできる思考は想像による思考というだけで、
実際には自分では意識できないところで、
人は様々な思考をおこなっています。
この記事では能動的に活用できる想像での思考を中心にお話しますが、
それが全てではないということは改めて意識しておいてください。
思考力を高めるとはどういうことなのか
では、思考を高めるとはどういうことか?
先ほどお話ししたように思考とは想像を元に、
実際の道筋や方法を創造することです。
そして道を創造するためにはいかにして、
それに必要なことを想像できるか?
想像力にかかっています。
ようは思考力を高めるとはイコール、
想像力を高めるということです。
能動的な思考力というのは想像力であり、
ある情報から精度の高い仮説を生み出せる力。
より少ない情報から未知の部分まで何らかの流れで想像し、
仮説として表現できるのが思考力が高いということです。
そして、ここで重要なのは現実に即した想像力を高めるということ。
現実、つまりは実際の状況にきちんと合うように、
データや要素などを取り入れて想像する力を高めるのです。
現実に即さない想像は思考とは呼ばず、
一般的には妄想と呼びます。
思考と妄想はわりと紙一重であり油断すると、
思考ではなく妄想に傾くので注意が必要です。
思考力を高めるための大前提
ここまで思考力の定義についてお話してきましたが、
思考力を高めるうえで絶対に必要な大前提があります。
それは意識の管理をきちんとおこなうことです。
先に話したように思考力とは意識によっておこなわれる、
想像をベースにした一連の過程を質高くおこなう力です。
なので、意識がきちんと働いていることが大前提として必要。
ですが、人間の意識はエネルギーを多く必要とするので、
無駄に使ってしまうとすぐにまともに働けなくなってしまう。
ですから思考力がないなどと呼ばれる人っていうのは、
思考するのがうまくないという側面もあるかもしれませんが、
それ以上に意識をきちんと管理できてないという場合が多いです。
思考力があっても意識がきちんと働ける状態を保てないなら、
それは思考力がないのとかわりません。
なので、思考力を高めたいなら意識の管理は、
常におこなってほしい。
ただ、適切に管理するには思考のメカニズムを知る必要があって、
話すとかなり長くなります。
ですから別に詳しく解説した記事を用意してます。
先に少し話した意識できない部分の思考も含めた、
思考の全体像について解説した記事になってますので、
思考に対する理解も深まり思考力を上げる助けになりますよ。
人は未来を想像し現実を創造していく生き物
今回、思考力の定義や高めるための大前提について、
いろいろとお話ししてきました。
で、このように思考するとはどういうことかを正しく知ると、
人間って想像によって現実を創造する生き物なんだとわかります。
人は人生の中で想像(思考)し仮設を生み出すことを繰り返し、
それを実行して現実に反映させ、前に進んでいく生き物なのです。
であるがゆえに、高い思考力を持つ人は成功します。
高い思考力を持つ人が生み出す想像は自分の思うままに、
自分が関わる現実を作り、変えていけるから。
世に偉人などと呼ばれ名を残すような人達は、
自分の周りのみならず世界全体をも変えていったのです。
そして思考力を高める努力をしない人は、
他人の思考によって変えられていく現実に、
右往左往し続けることになるでしょう。
ですから、思考力を高める努力は常に怠らないようにしてみてください。
世界を変えるまでの思考を持つことは難しくとも、
他人の思考によって生み出される現実に振り回されない。
そして自分が生き、関わっていく現実を作るぐらいなら、
誰にでも能動的に行動することで実現できるのです。
では、今回はここまでです。