心の動きが価値となる
【記事執筆者】水川健人
コピーライター・マーケター。個人や中小規模ビジネス向けに、マーケティング戦略のアドバイスを主におこなっている。
【価値あるものが正しく認められるビジネス業界】を目指して日々活動中。

 

 

先日、以下のようなツイートをしました。

 

 

ビジネスでは価値を与えるのが何よりも大事だ!

 

これはよく言われていることですし、
僕自身もたびたび言っていること。

 

ですが、そもそも価値って具体的に何なんだ?
って考えたこと1度はあるのではないでしょうか?

 

僕はビジネスを学びはじめの頃は何度も考えましたし、
実際にいろんな人に聞いてみたこともあります。

 

ですが、具体的に価値とは何かをきちんと説明できる人は、
びっくりするほど誰もいなかった。

 

僕自身も含め抽象的、感覚的な感じでしか理解できてなくて、
これでは価値を与えたり生み出すことはできないだろうと、
ずっと思っていました。

 

ですが、価値をきちんと理解することができたら、
価値を生み出すことがどういうことかもわかる。

 

なので、今回は正しい価値を生み出すために必要な、
価値の正しい定義についてお話します。

 

もし、あなたがビジネスで成果を出し対、
そのためにきちんと価値を生み出したいと考えてるなら、
最後まで読んでみてください。

 

価値の正しい定義がわかり、何をすればよいのかもわかる。

 

行動に迷いがなくなると思いますよ。

 

価値という言葉の語源

 

はじめに価値という言葉の語源について、
詳しくお話ししておきましょう。

 

なんで語源?と思うかもしれませんが正しく意味を理解するには、
正しく言葉の意味を理解しないと無理だからです。

 

で、日本語における価値の語源は価(あたい)や値(あたい)であり、
あたいという言葉の語源は能う(あたう)という動詞です。

 

つまり、あたうという言葉が名詞化してあたいになり、
それが発展して価値という言葉が生まれたのですね。

 

他にも価値という意味を持つ英単語のvalueの語源は、
強さがある・価値があるという意味のL.valereという言葉。

 

このように、価値という言葉は本来動詞であり、
価値とは何かの動きを表したものを名詞化したものなのです。

 

では何の動きを表したものなのかと言えば、
上記のツイートに書いたように人の心の動き。

 

例えばあたうという言葉は相当するという意味であり、
あるものはあるものに相当すると感じる心の動きです。

 

ようは人があるものを見て有益だなどと心を動かされ、
その心の動きを感じられるものに価値という名前をつけたのです。

 

価値の本当の意味とは

 

つまり価値の本当の意味とは価値を感じるまでのプロセス。

 

人が何らかの理由で価値を感じる心の動きであり、
心が動いたものを価値と呼ぶのです

 

そして、このことがわかると価値あるものなどは、
この世界にはないということがわかります。

 

価値とは人が心を動かされた時に生まれるものであり、
ものなどそれ自体に宿るものではないからです

 

なので例えば、これは価値あるコンテンツだとか、
価値ある商品やサービスだなどというのは、
全く的はずれなことなのですね。

 

もしそのコンテンツや商品、サービスなどが、
人の心を動かさなければ価値はないのですから。

 

価値を生み出すということの本質

 

ここまで価値とは人の心の動きであり、
心が動いたものを価値と呼ぶ。

 

心が動かないのであればそこに価値はない。

 

このようにお話ししてきました。

 

ここからは価値を生み出すことの本質について、
詳しくお話ししていきましょう。

 

先ほどもお話ししたように価値とはものなどを生み出すことではなく、
人の心の動きを生み出すことです。

 

つまり、人にこれには価値があるという心の動きを持ってもらうことが、
価値を生み出すということ。

 

ようは価値を生み出すということの本質は、
価値を感じるプロセス(価値を感じるまでの視点)を、
相手に持ってもらうということです

 

なので、例えばそこらで拾ったガラクタであったとしても、
それに対して価値を感じるような心の動きを生み出せたら、
そのガラクタには価値が宿るのです。

 

逆にどれだけ大層なものであったとしても、
そこに誰も価値を感じないのであれば、
それに価値は宿らない。

 

価値のないものとなります。

 

価値あるものを生み出す2つの方法

 

以上の内容をふまえて価値あるものを生み出す方法について、
最後にお話ししていきましょう。

 

以下の2つです。

 

  1. すでにある価値判断のプロセスに即したものを作る
  2. 新たな視点を相手に持ってもらうようにする

 

すでにある価値判断のプロセスに即したものを作る

 

まず、すでにある価値判断のプロセスに即したものを作る。

 

ようは、一般的に価値があると感じる心の動きに合わせて、
ものやサービス、コンテンツなどを作る方法です。

 

もう少しわかりやすく言うなら、
例えば流行に乗るというのがそう。

 

すでに流行、一般的になった人の心の動きに乗って、
それに即したものなどを作るということですね。

 

他にも食べ物なんかは誰に言われなくとも、
生命機能を維持するという意味で重要なことは、
誰でも知っていること。

 

このようにすでに人が価値を感じるものに合わせて、
何かを作るのが価値あるものを生み出す手っ取り早い方法です。

 

手っ取り早いのですがこの方法の難点は、
ライバルが多いかすぐに増えるという点ですね。

 

例えば流行に乗るのもはじめのうちは、
ライバルなどが少なく結果が出やすい。

 

これを先行者利益などと呼びますが、
時間が経てばライバルが増えてきて、
先行者利益は薄まっていきます。

 

また、食べ物なども価値があるのは誰もが知っているので、
売れば特に何もしなくても売れます。

 

ですが、誰でも売れるのですから誰でもできるということで、
実際に食料雑貨店などはすでに大量にありますよね。

 

その大量にある中で自分を選んでもらうには、
価値とは別のところで多くの努力を必要とします。

 

これがすでにある価値判断の中で、
価値を生み出すことの難点です。

 

新たな視点を相手に持ってもらうようにする

 

そしてもう1つが新たな視点を相手に持ってもらうようにする。

 

ようは人が価値を感じる基準を新たに生み出すということです。

 

先ほどのすでにある価値判断の中で生み出すのが流行に乗ることなら、
こちらの方法は流行を生み出すということ。

 

または今はまだ誰にも価値を感じてもらえない、
それに価値があると感じてもらえる土台がないけど、
いずれは価値が認識されるようなものを作る。

 

あるいは自分で価値を認識してもらえるように活動する。

 

これが、新たな視点を持ってもらうという方法です。

 

この方法で価値を生み出すことは難しいのですが、
できた場合は第一人者として圧倒的な影響力を持てます。

 

当然、それに伴う結果も大きなものとなるでしょう。

 

ただ難点としては意図的に起こすことが難しいことに加え、
認められるのに相当の時間が必要になる可能性が高い。

 

例えば芸能人なんかが第一人者となって、
新たな流行を生み出すようなことがありますが、
これはすでに圧倒的な影響力がすでにあるからできること。

 

一般人やそこまで影響力がない場合だと、
同じことを再現するのはほぼ不可能です。

 

また、すぐに人に価値を認識してもらえるとも限りません。

 

このことについては2019年にリチウムイオン電池の作成の功労者の一人として、
ノーベル化学賞を受賞した吉野さんという方の体験が良い例です。

 

吉野さんはリチウムイオン電池を開発しましたが、
開発後3年間はまったく売れなかったといいます。

 

当時、リチウムイオン電池は画期的なものであり、
そうであったがゆえに価値を感じる土台がなかった。

 

なので、価値を感じてもらえるまでに時間がかかったのですね。

 

ですが、その期間を乗り越えて価値が一気に認識され、
2019年にはノーベル化学賞を授与されるまでになりました。

 

これは新たな価値を感じる視点を生み出し、
それを世に広げた好例です。

 

これについては別記事で詳しく書いてますので、
よければそちらも見てみてください。

 

リチウムイオン電池で新たな価値を生み出すまで↓↓↓

 

以上のように色々と難しいことではありますが、
できたとすれば大きな価値を生み出せるのが、
新たな視点を作るという方法です。

 

ただ、一朝一夕でできるものではないので、
腰を据えてじっくり取り組む。

 

また、認められない期間が続いても、
それに負けずに取り組み続ける。

 

そんな覚悟が必要でしょう。

 

ですがもし、あなたに何か生み出したい価値があり、
そのための熱意もあるのなら挑戦してみてください。

 

 

以上が価値を生み出す2つの方法です。

 

価値とは自分ではなく相手に感じてもらうことで生まれる

 

今回、価値とは何なのかや生み出す方法などについて、
いろいろとお話ししてきました。

 

お話ししてきたのですが絶対に覚えておいてもらいたいのは、
価値とは自分ではなく相手に感じてもらうことで生まれるということ

 

特にビジネスにおける価値などは相手が感じるというのが必須です

 

というのも、価値についての悩みをよく聞いたりするのですが、
大きくわけて2つに分けられると言えます。

 

価値あるものを作ってるのに認められないというものと、
自分には価値あるものを生み出せるほどの何かはないというもの。

 

この2つなのですが、どちらにも共通することは、
主観的であるということです。

 

価値あるものを作ってるというのも、
自分には価値ある何かはないというのも、
どちらも自分を中心に考えられているもの。

 

それが趣味とかみたいに自己完結する分野であるなら、
自分を中心とした主観的な考えでも良いでしょう。

 

ですが、ビジネスなど相手がいることが前提の分野においては、
主観的であることはまったく意味がないのです。

 

自分がどれだけ価値あると感じていようが、
相手がそう感じないのであれば価値はない。

 

逆に自分には価値がないといくら思っていようと、
相手が価値あると感じるのなら価値がある。

 

価値とは相手が感じ決定するものであり、
自分がどう感じるかはそこまで意味がないのです

 

ですが、大抵の人は自分を中心に価値を判断するので、
価値が認められないと悩んでいる。

 

逆に自分には価値がないと思い行動できず、
埋もれていってしまうのです。

 

そんなことにならないためにも、
価値とはあくまでも相手を中心にしたもの。

 

少なくとも相手がいること前提の分野であれば、
それは揺るがない事実であることを意識してください。

 

そうすれば、本当に価値あるものを生み出し、
その価値に伴った結果を得ることができるでしょう。

 

 

では、今回はここまでです。

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